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地域の資源と人を活用しながら持続可能な未来をつくる 「井出商店」井出敬也さん #BOSSTALK

道内経済 友だち追加

地域への思いから始めた農業支援 外から人を呼び込むことにも尽力

地方の豊かさを問い直す社会実験「岩内プロジェクト」

地方の豊かさを問い直す社会実験「岩内プロジェクト」

――地元密着型の方針に転換し、今、力を入れている取り組みは?

「数の子を加工で出るニシンの(骨や内臓などで)肥料を作り、近隣の農家さんに使っていただき、買い上げた作物を東京のこども食堂に無償提供しています。コメやジャガイモ、トウキビ、メロンなど。昨年2月には地元の魚介を提供する海鮮料理店『IWANAI  BANYA 魚希』をオープンしました。岩内町はニセコ経済圏とどう関わるかが大きなテーマ。ニセコと岩内の間に送迎バスを走らせるサービスをしており、スキーを楽しむのはニセコで、アフタースキーは岩内で―という流れができれば良いと思います」
――ボスとしての心構えは?
「自分についてくる社員のお給料を上げ、どこかで活躍できる人材になってほしい。うちの会社に残ってくれるなら役職を上げ、次の経営を担う人材を育てたいですね」
――今後もチャレンジがある中、どういう未来を想像していますか。
「農業や地域活性化をテーマに取り組む岩内プロジェクトを豊かにしたいと思います。この活動を通じ、東京にいる後輩が岩内町に会社を作って、羊の飼育を始めます。数年後に国産ラムが岩内でスタートするでしょう。外から人を呼び込むのも、将来に向け、まちに貢献できることかなと思います」
――そのつながりがどんどん広がり、北海道全体に広がっていく気がします。



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