【音声&全文ノーカット 後編】「要領が悪い」長谷川岳議員 新たな威圧的言動… 一方で「人柄がいい」「すごいよ、あいつは」などと札幌市職員を評価する発言も【独自】
自民党の長谷川岳 参院議員が北海道や札幌市の職員に威圧的な言動を繰り返していた問題で、2024年1月の札幌市との打ち合わせでも威圧的な言動を繰り返していましたが、一方で職員を評価し励ます発言もしていたことが分かりました。
打ち合わせは特区の申請準備を進めていたGX(グリーントランスフォーメーション)の担当部署と行われたもので、北海道ニュースUHBが独自に入手した音声の後半部分では、「要領が悪い」などと指摘する一方、職員について「真面目で人柄がいい」「すごいよ、あいつは」「彼はエネルギーある」などと評価し、励ます様子も記録されていました。
長谷川議員について札幌市の関係者は「言動が問題になったが、ここまで事細かに親身になってくれる国会議員はいない。札幌市や北海道が国に要望や提案に行くのに、長谷川議員の熱意や突破力は力になった」などと評価します。
ただ、「気分によって態度が変わる」などと話す関係者もいて、対応に苦慮していたということです。
以下に、面会のやり取りを札幌市がまとめた文書の全文(後編)を掲載します。前編は、別に配信します。
※「●●●」は“黒塗り”です。
「あなたはこういうことやったことあるのか」
長谷川参議 オンライン面会概要
・日時
令和6年1月30日 (火)
・出席者
長谷川 参議
北海道 今井監 (オンライン)、川畑局長
札幌市 吉田部長、米森部長、曽我課長、佐藤課長
札幌市東京事務所 佐藤所長
概要(後編)
■(音声では)00:00
(米森部長)
・続きまして、 誘致の話で資料3でございます。
・特区の目指す姿を踏まえ、 GX産業の集積につきましては、開発事業者、GX関連事業者、スタートアップを、金融機能の強化につきましては、資産運用会社、金融機関、投資会社等をターゲットにというところで。 ・役割分担につきましては、開発事業者やGX事業者スタートアップについては、北海道、あと水素チーム、経済観光局の方でやっていく。
・私達の方は、金融機能、海外資産運用会社ですとか金融機関、投資会社等に。
(長谷川参議)
・誰をターゲットにして、どういう動きをするのか。
(米森部長)
・そちらについては2ページ目でございます。
・海外資産運用会社等の段階的アプローチというところで、まず私達の方でプロモ ーション活動とか情報発信とかをやっていって、関心あるというところが出てきましたら、ビジネスモデルの検討支援として、ビジネスネットワークの紹介ですとか、行政的な手続きのサポートとか。
(長谷川参議)
・あなたはこういうことやったことあるのか。
(米森部長)
・いえ、ございません。
(長谷川参議)
・これ、何を参考にしているのか。
(米森部長)
これは他都市で行ってるような事業を参考にしながら
(長谷川参議)
・実際にやっている人、メンバーに入れたりしないのか。
・米森さんが組み立てるのはいいんだけど、これ営業メンバー何人ぐらいなの。 将来的に4~5人入れるのか。