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ネイルサロンから出発…"事業多角化" 美容にとどまらず保育や児童発達支援も「メルヴェ」佐藤麻紀さん #BOSSTALK

社会 道内経済 友だち追加

スタッフの要望をかなえて「事業拡大」

働く従業員の9割女性…「長く働いてほしい」

働く従業員の9割女性…「長く働いてほしい」

――今では13店舗を経営。どのような過程が?
 会社を大きくしようというよりは、スタッフ同士の人間関係のいざこざがきっかけですね。

 2人は合わないけど、どちらも手放すわけにはいかない。一人ひとりが活躍できる場所を提供しようと、サロンを増やし、2店舗にしました。

 働く従業員の9割が女性。長く働いていただきたい。スタッフから「保育園を作ってほしい。そうすれば長く働けるから」という声も上がったので、では作らなくては企業主導型の保育園を参入しました。

 自分が会社を大きくしたいというよりは、スタッフからの要望や働きやすく、やりがいを持って取り組める働きやすい環境を大事にした結果、今に至っているのかなと思います。

――保育園を始めたとき、スタッフの反応は?
 喜んでくれました。「オーナー、本当にやるとは思わなかった」とも言われました。

 毎年5~6人ぐらい出産するスタッフがいるので、従業員の子どもたちも、自分がおばあちゃんのように接するのも楽しみです。

デイサービス事業も展開…"体操教師"の夢 かなえたい

異業種への挑戦…「喜んでもらう」どの事業でも共通する

異業種への挑戦…「喜んでもらう」どの事業でも共通する

――デイサービスを始めるきっかけは?
 元々器械体操をやっていたので、昔の器械体操仲間の1人がたまたま、デイサービスをやっていました。

 その話を聞いたときにビビッときたというか「私もやりたい」という気持ちになりました。

 施設に見学に行き、1~2カ月ほど研修を受け取り組もうと決めました。

――ビビッと来た理由は何でしょう?
 中学・高校時代は体育の教師になるのが夢でした。デイサービスは器械体操をメインとした療育。夢だった体操を教えることができるのではないか、という思いが強かったと思います。

 母体の美容事業も安定してきていたので、次のステップとしていいタイミングで話を聞けたので、すぐ行動しましたね。

――畑違いで苦労されたのでは?
 福祉業は美容業とまったく違いましたね。ただ、喜んでもらうという部分ではどの事業でも共通するもの。

 自分自身を子どもを持つ母親なので、そういう姿勢を子どもにも見せたいなという思いもありました。

 通ってくれる子どもたちに精いっぱい、サービスするのは一緒。苦労というより、新たな発見で楽しかったです。


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