【声優を夢見て…届け!自分だけのボイス】高校の「声優コース」から3年生2人が挑んだコンテスト_全国への切符は1枚〈札幌市〉
ところで、プロの声優になるには高校卒業後、劇団や芸能事務所のオーディションを受けるのが一般的だといいます。
「声優の業界もどんどん低年齢化している。アニメのオーディションでも年齢制限があるなかで、高校生のうちから声優や表現の勉強ができたり声優業界に進んで行けているというのは実はものすごい武器」(特別講師 大久保皓生さん)
講師の大久保皓生さんはかつて俳優として活動していました。
今は芸能事務所に若い声優や俳優をつなぐ仕事をしています。
「事務所に所属できたといって全員が声優の仕事だけで食べられているか、正直なところそんなことはない。厳しい世界なのは間違いない。でも彼らは目指している。目指している以上、可能性は絶対ある」(大久保さん)
声優養成所目指しアルバイトも
「すずなさん」は7月、札幌市内のテレビ局を訪れていました。
「すずなさん」はHBCのオーディションに合格。
週1回放送のバラエティ番組のナレーションを担当しています。
「1回目に聞いた時はびっくりしました。今の高校生はこんなにレベルが高いのかと。モチベーションが非常に高いですし、持っているものも高い」(HBC 田嶋慎一さん)
実は「すずなさん」、コンビニなどのアルバイトを2つかけもちしながら学校に通っています。
2026年春の卒業後、本州の声優養成所に入るためにお金をためているのです。
「養成所はもっと厳しい世界だと思っている。『1回失敗したら終わりだ!』みたいな心配はあるんですけど」(すずなさん)
おなじ声優コースから北海道大会への出場を決めた「こゆきさん」。
「中学生の時に不登校になってしまい、毎日学校に行くことが卒業に必須の高校は難しいと思いこの学校にした」(こゆきさん)
2年生までイラストのコースに所属していましたが、もともと興味のあった「声優コース」に2025年から編入し北海道大会への切符を手にしました。




















