【夏休み明けは要注意!子どものSOS】集団生活の再開にストレスかかる時期…2024年の小中高校生の自殺は過去最多529人に_孤立化が進んだ子どもの『行動の変化』にサインが“まずは共感を”〈北海道〉
専門家は、子どもの孤立化を防ぐための視点が必要だと訴えます。
「休み明けで授業が始業式のあとにある。急激な変化は子どもたちにとって大きなストレス。不安を聞いてあげる時間を作るのが大事」(斉藤卓弥特任教授)
札幌市教委は2024年度から児童生徒に配布した端末に、いじめ防止や不登校の支援を目的にアプリ「シャボテンログ」を導入。子どもの悩み解決事例も出ていると言います。
夏休み明けの不安な子どもをどう支えるか。学校や家庭が一体となって引き続き探る必要がありそうです。
子どもの変化に気付くにはどうしたらいいのか。
子どもアシストセンターによりますと、「子どもの行動の変化に注意が必要」と言います。
SOSのサインは表情や声のトーンだけではありません。
食欲、睡眠パターン、遊び方に変化はないでしょうか。もし変化があれば、SOSのサインを出している可能性があります。
こんな時はどうしたらいいのか。
・子どもの気持ちに共感を
・結論を急がず子どもが話しやすい雰囲気を作る
子どもを追い詰めず、自分から話したがる環境を作ることも大切です。
さらに、生活リズムを安定させること。規則正しい生活、食事、睡眠をとることで成長の発達や感情をコントロールできることにつながります。
学校や友達などの悩みは相談窓口があります。
・「子どもアシストセンター」(札幌)
子ども:0120-66-3783 大人:011-211-3783
平日:午前10時~午後8時(土曜は午後4時まで)
・24時間子どもSOSダイヤル
0120-0-78310
一人で悩まず相談してみてください。