火事で全焼した人気レストラン…店名ロゴ看板と真っ黒な石窯が残り ”店の復活”を仲間とともに目指す 北海道旭川市
困難から立ち上がろうとこの新年を迎えた人がいます。2024年、北海道旭川市で人気のレストランが火事で全焼。店の再開を目指し、レストランの代表が、仲間たちと最初の一歩を踏み出しました。
旭川市の「エスペリオ」。イタリアンのレストランです。
北海道産にこだわったハンバーグに…石窯で一枚一枚丁寧に焼いたピザが人気。ソフトクリームには根強いファンがいます。
「(Q:明けましておめでとうございます)おめでとうございます。年末年始はふるさと納税などの受注がたまっていて、それがきょう出荷になります」(エスペリオ代表 矢野竜二郎さん)
2024年9月。営業前の午前6時ごろでした。エスペリオから火が出ていると近くの住民から通報。火は1時間半後に消し止められましたが、店の内部が全焼しました。火元は厨房付近で、ガス漏れがあったとみられています。
「近所の方もスタッフも含めて誰一人ケガ人が出なかったことが唯一の救い。それがあるからこそ再起に向かえる」(エスペリオ代表 矢野竜二郎さん)
ガス漏れの場所は特定できていませんが、商品を並べている冷蔵ショーケースのヒューズに引火したとみられています。
「1番です。ソフトクリームがエスペリオ。色々な所でおいしいって食べるけど、エスペリオが1番かなって」
「非常にきれいで混んでました。いい店でした」(いずれも近くの住民)
店の入り口に取り付けられたエスペリオのロゴ看板は焼けることなく残っていました。
「石窯と看板が残っている この2つを"復活の象徴"にできるようやっていけたらいい」(矢野さん)
「復活の象徴」。矢野さんは店を再開するための最初の一歩を踏み出します。
2024年、全焼したレストラン「エスペリオ」。火事から約2週間、矢野さんは私たちを店の中に入れてくれました。