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火事で全焼した人気レストラン…店名ロゴ看板と真っ黒な石窯が残り ”店の復活”を仲間とともに目指す 北海道旭川市

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2024年11月 加工場でハンバーグ作りを再開

2024年11月 加工場でハンバーグ作りを再開

 加工場でこの日再開した看板メニューのハンバーグ作り。道産牛肉100%で食品添加物を使わない、素朴な味が人気です。


 今は冷凍したハンバーグをほかの店で販売してもらうことしかできません。

 「(Q:2か月ぶりの感触ですか)そうですね、でも当たり前にやってたので、やり始めたら淡々と」

 「(Q:手が勝手に動く感じ?)ですね、しみついてます」(従業員)

 「本当に良かったです。第一歩ですけど、少しずつ再開できてうれしい」(矢野さん)

地元のスーパーではさっそく商品を並べた

地元のスーパーではさっそく商品を並べた

 さっそく商品を並べた地元のスーパーです。ポップには、「おまちどうさま」とエスペリオのハンバーグが入荷されたことを知らせています。


 「ちょうど(火事の)その日がエスペリオの商品が入る日だった。エスペリオから電話で『しばらく納品できません』と言われて、あぜんとしました。うちで販売することで、そろそろエスペリオ始まるかなって感じてもらえればいい」(小柳ストアー 3代目 寺井一志さん)

 2024年12月。矢野さんは自宅でスタッフと再出発について話し合いをしていました。

 「はい、どうぞ」(矢野さん)

消失前のエスペリオ

消失前のエスペリオ

 最後にやってきたのは岩田英紀さん。エスペリオの復活に必要だと矢野さんが話していたかつての仲間です。


 「20何年だっけ?」(矢野さん)

 「20年です」(岩田英紀さん)

 「20年前からエスペリオで働いてくれていた。私もエスペリオに来た時には彼がいた。先輩にあたる」(矢野さん)

 「『2人がいてエスペリオじゃないか』と言われて(復帰を決めた)。僕が辞める頃にいたメンバーも残っている。同じ思いを持って働いていると思うので、力を合わせて何とかそういう店ができるんじゃないか」(岩田さん)

かつての仲間も復帰

かつての仲間も復帰

 「ここは何にするんですか?」(岩田さん)


 「ここは考える、これから」(矢野さん)

 「勝手にイベントコーナーかと思っていました」(岩田さん)

 防災設備の話になると空気が一変しました。

 「ガス漏れの遮断器は付けるけどね、ガス漏れを検知したら自動的に弁が止まるのを付けようと思っている」(矢野さん)

 「悲しくなる」(従業員)

 「こんな悲しい思いはしないで済むようにしないと」(矢野さん)

再びこの場所で

再びこの場所で

 地元で愛された料理を再びこの場所で…。矢野さんの2025年の夢はエスペリオをこの夏にも復活させることです。


 「お店を続けていくってことが、皆さんへの恩返しになっていくかなと感じている。以前と同じように美味しい料理を作って皆さんに居心地の良い空間を提供していきたい」(矢野さん)


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