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5代続く信頼と笑顔で北海道から酒文化の魅力を発信 「裕多加ショッピング」熊田理恵さん #BOSSTALK

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UHB 北海道文化放送

【酒類】道内の地酒専門店の先駆けとして、多くの左党に親しまれてきた老舗「銘酒の裕多加」。運営する「裕多加ショッピング」(札幌)代表取締役の熊田理恵さんに、世界が関心を示す日本の酒文化について聞きました。BOSS TALK #109


――今、振り返って、どういうお子さんでしたか。
「札幌生まれの札幌育ち。家が酒屋。学校から帰ってきたら、『ただいま』と店にランドセルを置き、お外で遊ぶ元気な子でした」
――お店とお家が一緒。家業を理解した上で子ども時代を過ごしたわけですね。
「仕事に打ち込む父の背中しか見ていなかったのでは、というぐらい見ていました」

柔道で培った体当たり精神 カナダ留学で、英語と格闘しながら世界を学ぶ

日本酒をもっと知ってもらうため「酒屋&BAR 観月蔵」を2006年にオープン

日本酒をもっと知ってもらうため「酒屋&BAR 観月蔵」を2006年にオープン

――進路はそういう方へ?

「父が柔道を教えており、小さいころから柔道を続けて高校を卒業しました。進路では柔道で実業団に行こうか、留学しようかと迷いましたが、商業を勉強しようとは思いませんでした。世界中の人が何を考えているのかを知りたくて、カナダに留学しました。世界で一番普及している英語が分かれば、それが分かるのではと思いました。ただ、英語はめちゃめちゃ苦手で、必死でした。コミュニケーションをとり、何とか相手の言っていることが分かる程度。自分からはイエス、ノーを伝えられるレベルです」
――体当たり精神がすごいですね。
「柔道で身につけたのかもしれません」
――留学から戻って、家業を継ぐ方向になったわけですか。
「その前に自分でどこまでできるのか、挑戦したくなり、昼は酒屋、夜はバーの店を開きました。私は当時、20代。同年代、同性の方、日本酒を飲まない方々に日本酒を広める店を目指しました。日本酒好きな人がお友達を連れて来られ、そのお友達が『日本酒が苦手なので、ビールを』と言われると、ビールを出しつつ、ちょっと日本酒も出す。その人が日本酒にハマった瞬間がたまらなかった。良い仕事をしたと思いましたね」

店をたためば「人を悲しませることになる」 心に刻んだ貴重な経験

異業種とコラボした日本文化体験イベントを開催

異業種とコラボした日本文化体験イベントを開催

――腕試しのお店の経験が今につながっているのですね。

「家業を継ぐことになり、営業最後の日、お客さまはなかなか帰らず、悲しんでいました。自分で勝手にやって、勝手に閉めるのは人を悲しませることになるのを知ったことが、すごく大きな経験になりました。実家のお店がそうなったら、歴史の深みが違うので、どれだけの人を悲しませるだろうか。その思いはずっとあります」
――「銘酒の裕多加」に入られ、どういうチャレンジをされましたか。
「いろいろなイベントを試みました。異業種さんとコラボし、着物の着付け、書のパフォーマンス、日本舞踊など、日本文化体験を行いながら、日本酒の魅力を紹介するイベントを、神社の境内をお借りしてやらせていただきました。他業種の方とコラボすると、他業種の方がお客さまを呼んでくださり、日本酒に出合える機会を作ることができると思いました」
――家業は家族との距離が近いからこそ、難しいところもあると思いますが。
「幸い父と仲がすごく良く、父は私の性格をよく知っていました。私の言ったことで止められることはありませんでした。私が何かをやりたいって言いだしたら、実際にやらないと分からないから、父は止めなかったのだと思います」
――良いレールを敷いてくださった。
「そうですね。ありがたいなと思います」



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