【ススキノ首切断・裁判速報5】「(遺体見て)すごいねとしか言えず」「地獄は死んでから行く所でなく、目の前に…」「誰かに助けを求めるレベル超えていた」「殺害実行したのは"シンシア"」娘の瑠奈被告語る母
■「地獄というのは死んでから行くところじゃなくて、いま目の前にあるんだと。誰かに助けを求めるレベルを超えていた」
Q殺人の確信を抱いたときから逮捕まで瑠奈被告について修被告と話したことは?
ー地獄というのは死んでから行くところじゃなくて今、目の前にあるんだねと話した。起きたことについてどうこうと話した記憶はない。誰かに助けを求めるレベルを超えていた。通報は考えなかった。最愛の娘がしたこと。娘にとっては親ではないが私にとっては娘ですから…身内から突き出すことは私には絶対できない、しようとも思ってなかった。
ー修さんの車で移動しているし、スーツケースを引いて歩く映像や、家の近くにもカメラみたいなのがあり、カメラリレーをすればわかってしまう。警察が身近に来ているのがわかっていた。ゴミ収集車が目の前に止まるが、ある日から静かに来るようになった。できるだけ静かに集めているなと思った。私がリハビリに通っていたがうしろから来ているなと思った。
普段なら駐車しない車が向かいの家の隣に止まっていた。捜査の方が身近に来ていると思った。
Q瑠奈被告を逃がそうとか頭部を捨てることは考えなかった?
ー一切考えませんでした。残された日々警察が訪ねてくるまでは一見平穏に見える娘と過ごしていたいと思っていた。
■「娘との生活は続けなければならなかったが、心の中では"すべて失った、世界が崩れ去った"」「殺害を実行した人格はシンシア」
QLINEではどうして日常のやりとりをしていた?その心境は?
ー地獄の中にいる、崩れ去った世界にいるが娘の前では普通にしていた。何事もない日常が続いているように見えると自分でも思っていた。娘との生活は続けなければならなかった。心の中は「すべて失った」「世界が崩れ去った」と思う。
Q兄と電話しているがコーヒーなどの世間話をしているのはなぜ?
ーそもそも娘の不登校の話をしていない。精一杯平静を装って、なんで私こんな話をしているのだろうと思いながら話していた。母の戦死した兄についてもっと話を聞いてあげればよかったと話したが、本当に話を聞いてほしかったのは私だった。電話中、泣きそうになるのをこらえていた。
Q瑠奈被告の様子について
ー「やっとえずかなくなった」と話していて、好きでやっているのはないのかなと思った。疲れている、やらなきゃいけないと課題のようだった。
Q実行した瑠奈被告の人格は誰なのか?
ーシンシア。ルルーやベイビーは激しいことをやるキャラクターではない。楽しそうには見られなかった。
Qなぜやったか聞かなかった?
ー聞かなかった。修さんとどうしてやったのか話してない。事実があるので振り返っても仕方がない気持ちがあった。
Q修被告から損壊のシーンの撮影説明あった?
ー一度もない。
Q瑠奈被告からは?
ー瑠奈からも聞いていない。
Q損壊をいつ知った?
ー検事から聞いた。
Q撮影を頼まれたとき、何の撮影かわかっていた?
ーわかっていない。修さんにも具体的なこと聞いていない。
Q最初の頭部損壊は見ているよね?新たにやると思った?
ー頭部がどうしようもないくらいになっていたので、これ以上何もできないと思った。これ以上何かするという風に思えなかった。修さんには浴室で何かするので撮影してと伝えた。
Q自分が逮捕されると思っていた?
ー私は逮捕されるとまったく考えていない。修さんも逮捕されることはしていないと思っていて、なぜ逮捕されたのかわからなかった。
次回の公判は12月20日午前11時からです