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【警戒続く北海道】カムチャツカM8.7地震で津波到達!浜中町で60センチ観測…函館・室蘭など避難所では緊張続く

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 午後1時11分に60センチの津波を観測した北海道浜中町霧多布港です。


 海の様子ですが、見える範囲では大きな潮位の変化は見られません。

北海道浜中町霧多布の様子

北海道浜中町霧多布の様子

 付近では避難所が2ヶ所開設され、午後5時半時点で浜中町役場に152人、役場の近くにある「霧多布温泉ゆうゆ」に154人が避難しました。


 避難所では水や非常食を配布していて、夕食として水とアルファ米が配られました。

 1960年にチリ地震が発生した際には、浜中町にも高さ最大3.8mの津波が12回にわたって押し寄せ、11人が死亡しました。

 今回は高台にある浜中町役場への道路が完成し、比較的スムーズに避難できたといいます。

北海道函館市の様子

北海道函館市の様子

 北海道函館市では午後3時51分に30センチの津波が観測されました。


 北海道南部では道路が一部通行止めとなっていて、現在も解除のめどは立っていないほか、函館市内を走る市電も、本日は全線で運休となりました。

 函館市内では一時は4000人以上が避難していましたが、午後4時現在、市内では避難所が54ヶ所開設されていて、833人が避難しています。

 函館駅周辺やベイエリアは2011年、東日本大震災時に最大2mを超える津波が押し寄せた場所で、市民や観光客が不安な1日を過ごしています。

北海道室蘭市の避難所の様子

北海道室蘭市の避難所の様子

 室蘭市は最大で38ヶ所の避難所が開かれ、3300人が避難していましたが、現在10ヶ所に集約し、市内の防災備蓄から水や食べ物、寝具の物資を運んでいるということです。


 避難している方は「近くのコンビニやドラッグストアなども臨時休業しているため、お昼ご飯を食べれていない。 夜ご飯をどうしよう、警報がでて緊張感が走って不安だ」などと話しており、不安と警戒が続いています。


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