【ススキノ首切断・裁判速報3】「色々な魂がいてその器としてドールが必要」「禍神さまから課題を出される」「ふと恋人のジェフが割り込んでくる。私ではなく斜めを見るように会話」"娘の瑠奈被告語る母"
■母親・浩子被告の7回目の裁判始まる
2023年7月、札幌・ススキノのホテルで男性を殺害したとして親子3人が逮捕された事件。
田村瑠奈被告(30)の母親で、死体遺棄ほう助、死体損壊ほう助の罪に問われている浩子被告(61)の7回目の裁判が12月12日午前11時から開かれました。
以下は弁護側と浩子被告のやりとりの続きです。
■「誕生日が2月14日のバレンタインデーで、チョコレートケーキを送った。プレートにハッピーバースデーとつけたけど、瑠奈とはつけられないので、"you"にした」
Q誕生日は気にしていた?
ーなぜ18歳まで生きていたくなかったか分からないが、その年齢までに死にたいと言っていた。誕生日が2月14日のバレンタインデーで、瑠奈が死んだと言われてから、瑠奈と呼ぶと怒るということがあったが、やはり子どもが目の前にいると祝いたいので、バレンタインを利用してチョコレートケーキを送った。チョコレートのプレートにハッピーバースデーとつけたけど、瑠奈とはつけられないので、「you」にした。
Q瑠奈被告にはしたいようにさせていた?
ー娘が起きてから、修さんが帰って来るまで長い時間を一緒にいるので、ちょっと違うと思うことは止めるというか意見いうことはあった。
ーネットに全身ピアスの写真とかあると思うが、舌にピアスしたりスネークタンにしたいと言われた時、どうなんだろうと思って、それはやめろと否定はしないが、舌は感覚が鋭いし、雑菌が入って良くないことになったりしないか、とか話したり、タトゥーしたいと言った時は、温泉とか行けなくなるけどいい?って遠回しにどうかと思うとか、言ってはいけないと思ったが、言った。
ー1階と3階に彼女が使っていた部屋があったが、3階で花火をしたいと言われて、そうすると火事だと思われて通報されて放水でびしょ濡れになるのでやめたほうがいいといった。
■「先輩の女子生徒が突然自殺。(瑠奈についても)毎日の暮らしの中で穏やかに楽しくしていても、いつか起きるのではないかと思っていた」
Q逮捕されたとき、家は足の踏み場がないほどものがあったと思うが、それまでは?
ー誰か来てもいいように気を付けていた。
Qいつから足の踏み場なくなった?
ー18、19、20歳くらいに瑠奈が死んだといわれて、自分のものを触られるのが嫌がるようになったので、別の場所に移動させられなくなって、徐々に雪か降り積もるようにものが積み重なっていった。10年くらいたって歩く通路は確保していたけど、そうなった。
Q大半は瑠奈被告のもの?
ーそうです
ー物を作るのが好きだったり、集めるのが好きなので、持ち上げられないパワーストーンとか水晶も集めていた。古着にも興味があって、イベントの古着詰め放題とか安く買えるのをどうするのかと思うくらい買っていた。気晴らしに行くゲームセンターで、ぬいぐるみの色違いがほしいとか、どこに置くの?というものを買っていて、加速度的に物が増えていった。
Q普通は、触らないでと言われても問答無用で片づけると思うが、怒るのが怖かった?
ー怖かったというよりも娘が持つことで心が安定していた。これがいかに大事かというと高校に進学した時だったか先輩の女子生徒が突然自殺した。何がきっかけになるかわからない。あっという間に命が失われることが印象に残ってしまい、心の安定のために必要で言っているんだと思った。触ったときに怒っていたので強く片付けなさいと言えなかった。理解してもらえる理由を言っていた。
Q自殺した女子高校生と浩子被告は面識ある?
ー体育館の中での運動会で借り物競争で一緒に走ったことがある。親御さんも熱心で仲のいい家族だった。私の中では特別な印象を持っていた。
Q瑠奈被告についても、いつ死んでしまうのか不安があった?
ーいつか起きるのではないかと思っていた。毎日の暮らしの中で穏やかに楽しくしていてもいつか起きるのではないかと思っていた。