【巨大ヒグマ】"体長2.5メートル"のオスグマか 山の斜面を歩く様子撮影される
他の地区でも2回目撃 北海道砂川市
連日クマの目撃が相次ぐ北海道ですが、6月13日、砂川市で体長2メートルを超える巨大なクマが撮影されました。
砂川市のハンター 池上治男さん:「今 立ち上がったね」
これは6月13日午後1時ごろ、砂川市宮城の沢で撮影された映像です。
ハンターの池上さんが大きな声を出すと、クマはゆっくりと山の斜面を上り、横に移動する様子が確認できます。
池上さんによりますと、このクマの体長は2.5メートル近くのオスグマとみられています。
動画を撮影した砂川市のハンター、池上治男さんは、2018年に砂川市の要請を受け、警察官立会いのもと、猟銃でクマを駆除しましたが「建物に届く恐れのある方向に撃った」として北海道公安委員会に猟銃の所持許可を取り消されました。
その後、処分を不当だとして、道を相手に処分の取り消しを求めて訴えを起こし、2021年に勝訴。その後、道が控訴したため、今も訴訟は続いています。
砂川市内ではこれ以外にクマの出没が続いていて、別の地区でも2回クマが目撃されています。
13日午後4時30分ごろ、同市焼山で、車を運転していた郵便局員の男性が、バックミラーで200メートル後ろにいるクマ1頭を目撃しました。
クマは体長1.5メートルほどで、市道を東方向に横断していったということです。
さらに、同じ焼山地区で午後7時20分ごろ、道道627号線を車で東方向に走行していた男性が、道路を南から北へ横断する体長約1・5メートルのクマ1頭を目撃しました。
いずれも被害は確認されていませんが、6月に入り、砂川市内では13日までに12件のクマの出没情報があることから、警察や市が警戒を高めています。