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子グマと列車が接触…事故後クマは逃げていく 乗客70人にケガなし・車両に損傷なし JR花咲線 北海道・浜中駅付近

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資料:JR花咲線

資料:JR花咲線

 6月12日午前9時30分ごろ、JR北海道の花咲線が、浜中駅付近でクマと接触しました。ケガ人はいません。

 警察やJR北海道によりますと、6月12日午前9時30分ごろ、根室駅発・釧路着の花咲線が浜中駅を出発し、釧路駅方面へ約600m進んだ地点で、クマが線路を横切り、車両の前面と接触しました。

 当時、花咲線には70人が乗っていましたがケガはなく、車両の損傷もないということです。安全確認後、約2分遅れで運転を再開しました。

資料:JR花咲線

資料:JR花咲線

 クマは子グマとみられ、接触後、逃げていったということです。

 JR北海道によりますと、列車とクマとの衝突件数は、2020年度に初めて40件を超えて以降、高止まりしています。

 2021年度は46件で過去最多でしたが、2022年度は45件とほぼ同じ数字でした。

 一方、クマとの衝突で30分以上の遅れや運休を表す「輸送障害」の件数は2021年度が13件でしたが、2022年度が16件で過去最多となりました。

資料:JR花咲線

資料:JR花咲線

 ■クマとの衝突件数
 2017年度:32件
 2018年度:21件
 2019年度:17件
 2020年度:41件
 2021年度:46件
 2022年度:45件

 JR北海道は、線路周辺に野生動物の侵入を防ぐ柵を設置したり、見通しをよくするため木を伐採していているほか、動物の出没が多い地域では列車の減速などの対策も講じています。


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