【異色の世代間交流】こども園×高齢者 65歳以上が通う「えんじょい組」の挑戦_胆振東部地震の経験を経てたどり着いた新たなコミュニティ_学び・遊び合いながら孤立化解消に取り組む〈北海道安平町〉
「(当時は)お泊り保育中に被災したんですよね。子どもたちもいたんですけど、地域の人が7世帯ぐらい避難してきて、その時にこども園が頼られる存在であるんだっていうのをまず感じて」(はやきた子ども園 福田剛園長)
2018年、震度6強の激しい揺れに襲われた安平町。
復興する中で、こども園と地域のつながりを意識するようになりました。
「何かこども園でもできることがないかっていうことで、その中で老人クラブとの交流を通して、きょういた稲垣さんとかが『私たちの園をつくってよ』って。難しいかなと思ったんですけど、クラスだったらできるかなと思って」(はやきた子ども園 福田園長)
発案者の稲垣英子さん。
約40年抱いていた思いがありました。
「30代のときホームヘルパーをしていて、独居高齢者のとことか行ってお掃除とかするんだけど、家から外に出ないとね楽しくないっていうのはずっと思っていたんですよね」(稲垣英子さん)
2020年に実施された国勢調査によりますと、北海道内で1人で生活する65歳以上の高齢者は36万人あまりです。
「えんじょい組」最高齢、96歳の諏訪幸子さんです。
2025年3月、夫の照久さんが老衰のため亡くなりました。
「厳しい時は厳しかったけれども優しさもずっとありましたね。苫小牧市に月1回病院に行くんですけれども『おいしいものを食べて帰っておいで』って『お金あげるかい?』って」(諏訪幸子さん)
後悔が、ありました。
「『じいちゃん、ゴミ出しに行ってくるからね』とか、外に出かけるときは、必ず声かけていたの。その日に限ってこう見たら、掛け布団が動いていたの。『あっ大丈夫』と思って10分ぐらいですね。(その時に)こうやって顔見たらね、どこも悪くない。すっきりしたね、きれいな顔だった。『じいちゃん』ってこうしたけどね、今度ちょっとティッシュ持ってきたら(息が)ない。お医者さんにも来てもらって、そんな感じの、だから一言も『ありがとう』も言わないで、逝っちゃったんです。看取れなかったのは残念だった」(諏訪さん)


















