【最新お墓事情】少子高齢化で墓の維持管理が大変「継ぐ人がいない」…“墓じまい”を選ぶ人も 札幌市では10年で3倍以上に…増えているのが9100円の“合同納骨塚”や34万円の“樹木葬”
札幌市の合同納骨塚は永代使用料が1体につき9100円で、管理費などの料金はかかりません。
申請者が札幌市民であることが条件です。
その他にも、最近増えているのが。
「問い合わせの6~7割は樹木葬です」(石狩はまなす墓苑 鈴木 美知代さん)
こちらの霊園ではプレートの下に遺骨を納め、周囲がさまざまな草木で彩られます。
1体あたり34万円で永代供養され、それ以外の料金はかかりません。
一般的な墓を建てるより比較的割安で、管理をしてもらえるので人気だということです。
また、現在建設中のペットと一緒に入れる永代供養の墓も、問い合わせが相次いでいるといいます。
「家族の一員としてペットと過ごしている人も多いので、ついのすみかもペットと一緒に入りたいという人も多い。問い合わせも樹木葬と並ぶくらい多くなっている」(鈴木さん)
自分の入る墓をどうするか。
墓事情に詳しい専門家は、将来管理する人のことを考えるべきだといいます。
「誰かが継いでいく墓を買うのか、継がない一代限りの墓にするのかで異なる。自分以外の誰かが墓を守っていくことになるので、守っていく人がどういう形で守っていきたいかを考慮する必要がある。継ぐ人がいない場合は一代限りなので、自分が入りたい所を選べる。そうだとしても自分以外の第三者に遺骨を運んでもらわないといけないので、その人たちに託せる場所を選ぶのがいい」(葬送・終活ソーシャルワーカー 吉川 美津子さん)
墓をどう維持し管理していくのか、大きな問題です。