【夢のマイホームに厚い壁】札幌市の住宅地“13年連続で上昇”『高根の花』の状態に「一戸建ては厳しい」「実家を建て替えるか」との声も…上昇率全国1位は富良野市!下落率全国1位も北海道〈進む二極化〉
高騰しているのは札幌市だけではありません。
住宅地の上昇率の全国1位は、第2のニセコとも呼ばれる、富良野市北の峰町の一画がランクイン。
インバウンドの別荘需要を背景に、2024年より27.1%アップしました。
札幌市への人口集中と外国人需要も重なる北海道。
一方で大きく下落するマチも…。
夢のマイホームはどうしたらいいのでしょうか。
実は北海道全体で見ると、住宅地の価格は二極化が進んでいます。
地価上昇率全国3位まではすべて北海道で、インバウンドの別荘需要が増えている富良野市北の峰町、ラピダス進出効果で賃貸物件の需要が増加している千歳市の東雲町と栄町が続きます。
一方、地価下落率全国1位も北海道で、十勝の豊頃町でした。
2位は厚沢部町館町、3位は本別町柏木町で、中心部からの距離が離れていることや、人口減少、高齢化で住宅需要が減少していることが背景にあり、北海道全体では5年ぶりに下落に転じました。
「北海道住宅都市開発協会」による札幌の新築一戸建ての平均価格は、以下の通りです。
2022年:約3500万円
2025年:4500~5000万円
3年で3割ほど上昇したことになります。
では、札幌でマイホームを持つにはどうしたらいいのか。北海道住宅都市開発協会に聞きました。
・土地を狭くして3階建てなど
・中心部以外のエリア検討を
物価上昇が相次ぐ中、地価上昇でも悩みは続きそうです。