【讃岐?福岡?いいえ、増田うどんです】札幌で本格うどんを提供する「増田うどん」に密着!二大看板「肉うどん」「ごぼ天」誕生の背景にはある“こだわり”が…<北海道>【満席メシ】
注文数のランキングはご覧の通り。雨と寒さの影響で、増田社長の予想に反して、かけうどんが圧勝。
がっつり系の天ぷらうどんや、4月までの季節限定メニュー、鍋焼きうどんが駆け込み需要で大躍進という結果に。
しかし、不動の上位を占めた看板メニュー、「ごぼ天うどん」と「肉うどん」。
なぜこの2つが増田うどんの顔になったのか。その秘密とは…。
「最初、私は肉うどんをやりたくて。ごぼ天はあまり好きではなかったんです。でも、母はごぼ天が好きなんですよ。『ごぼ天はやるでしょ』ということになって」(増田社長)
福岡県出身で、父母を呼び寄せ、うどん店を開店。
現在はおはぎ専門店を開いている母のこだわりから、二大看板の一つ「ごぼ天うどん」が誕生。
「肉うどんに、母が言っていたごぼ天も乗せちゃって。肉とごぼうの最強の(組み合わせ)という感じです」(増田社長)
息子と母の思いを合わせた最強のタッグが、肉うどんにごぼ天をトッピングした一品。
これからの季節にはぶっかけにすることで、サクサクのごぼ天と肉、うどん、だしを堪能できるスペシャルメニュー。
うどん大国福岡出身ながら、同じくうどんの本場、香川で修行したという増田さん。
お客さんの中にも…。
「1年だけ香川にいたことがあって。なかなかおいしいお店が見つからなかったんですが、ここは香川と同じぐらいおいしい」(徳島出身のお客さん)
「ごぼ天は福岡うどんの代表なので他のところではあまり食べられない。懐かしい感じがします」
「北海道の肉うどんは豚肉が多い。福岡は牛肉なのでおいしいですよ」(いずれも福岡から転勤で来たお客さん)
「讃岐の麺が一番おいしいと思ったんです。せっかく自分の店を作るんだから、麺とだしと具、この三つが全部自分の好みのうどんを作ろうと。『讃岐うどん?福岡うどん?』とよく聞かれるんですが、違うんです。増田うどんなんです」(増田社長)
今や、連日満席になる人気店ですが、開店当初は苦戦したといいます。
初めて満席になったきっかけは…。
「あるメディアの生中継でした。それでやっと知ってもらえたのかな。おいしいうどんを作る自信はあったので、お客さんに感謝です。来てくれてありがとうございます。限りなく100点に近い商品を常に出したい、出さなきゃいけないって思ってます」(増田社長)
札幌にあるうどんの人気店、「増田うどん」に密着してみたら、店主と母のこだわりが詰まった究極の満席メシを見つけました。