【止まらない自転車盗難…5000件超に】約4割がカギかけたのに被害「ツーロックで愛車を守ろう」駅前で警察官ら呼び掛け―今年も前年上回るペースで被害確認 北海道
2024年中に北海道内で自転車が盗まれた被害は5000件以上。盗難発生が増え始めるシーズンにあわせて、北海道江別市内の駅前では警察官らが利用者に対して自転車の施錠を呼び掛けました。
5月1日午前、江別市のJR野幌駅前でおこなわれたイベントには警察官のほか、北海道警江別署の安心安全アンバサダーを務めるshihoさんらが参加しました。
北海道内では2024年中に自転車の盗難は「5150件」発生していて、ここ数年増加傾向です。このうち約6割は鍵がかかっていない「無施錠」の状態で盗まれていましたが、残る約2200台はカギを掛けていたにもかかわらず持ち出されていたということです。
イベントでは自転車ユーザーに実際にカギを手渡しながら、盗難被害に遭うリスクを減らすため自転車に2つの鍵を掛ける「ツーロック」が呼び掛けられました。
今年も3月末時点で北海道内では「96件」の自転車盗難が発生していて、前年を上回るペースです。北海道警江別署は、盗難の多いJR駅周辺を中心に、通勤通学時間帯に警察官を配置するなど警戒を強めたいとしています。