昭和の時代から続いた「新札幌名店街」まもなく閉館…コーヒーはもちろんナポリタンが名物の「駅馬車」は江別市へ_閉店を決めた「ラーメン龍竜」は家族みんなで”最後の一杯”「大事な時間でした」
新札幌駅の高架下では入れ替わるかのように「シンサツBLOCK」という商業施設が来週から一部で開業します。
三ツ瀬さんは「シンサツBLOCK」からも声がかかったものの家賃が倍以上になるためやむなく断念しました。
「駅馬車」は5月から北海道・江別市で営業を再開します。
「(新札幌で)新しいお店が増えていく中でこういう古いお店を続けていきたかったんですけれど…。(江別市の店でも)昭和のスタイルを貫いて、お年寄りを大事にして、若い人たちが夜集まってくれればいいな」 (三ツ瀬さん)
閉店を決めた店も…長年愛されたラーメン「龍竜」
再出発する店がある一方で、閉店を決めた店も…
「最後にこんなにお客さんに愛されてる店だったんだなって実感できて満足です」(龍竜 岩戸琢磨さん)
JR新札幌駅の顔として長年愛されてきたラーメン「龍竜」。
その最後の1日に密着しました。
”改札口横”のラーメン店が閉店
JR新札幌駅の改札口のそばで28年前から営業を続けるラーメン「龍竜」。
「新札幌駅の改札くぐるともうラーメンの匂いがする。絶対ここだと思うんですよね。それで札幌帰ってきたなと」
「ここ何食ってもうまいから。こんな値段で食えるラーメン屋ないよ。この味で。それだけ」(いずれも常連客の男性)
店を切り盛りするのは岩戸琢磨さんと妻の直子さんです。
「どんなお気持ちですかって…毎日楽しかったです」(岩戸直子さん)
龍竜の名物は「ネギしょうゆチャーシュー麺」
龍竜の名物は豚骨、鶏ガラ、野菜や昆布などでとったスープに、ネギを1本まるごと使った「ネギしょうゆチャーシュー麺」です。
このラーメンを作るのも、あと数日。
岩戸さんは龍竜を閉店することにしたのです。
営業最終日…家族で食べた”最後の1杯”
3月10日の最終日、店を開く前に家族で自分たちのラーメンを食べました。
手伝いに来ていた娘の愛結実さんは…
「おいしいです。私がちょうど0歳の時に始まったお店だから、ずっと小さい頃から(食べてました)どんな人でも食べやすい。くどくないし、おいしい」(愛結実さん)