北海道と沖縄 地方からイノベーションを「BOSSTALK IN 沖縄」#BOSSTALK
――自分の理想のキャンプ場を作りたくなりませんか?
実際、そういう最終的な夢はあるんですけど、施設が老朽化したりとか、遊具が撤去されたりした自治体の課題の種となっている公園やスポーツ施設を、キャンプ場とかアウトドアパークとして利活用し再生する事業に取り組んでいます。利用目的が明確な施設として動くことで、いろんな人が来て、にぎやかになって、相乗効果で経済効果も高くなる。地域を元気するところで自治体との連携し、こういった施設運用にも力を入れています。
――北海道でもそういうサービスがあったら本当にいいなと思います。いかがですか?
北海道の展開も視野に入れています。北海道って人口1人当たりのキャンプ場などの公共施設が日本で一番多いですね。我々が逆に活躍させていただける場が非常に多いなと思っているので今後展開したいなと思っているので、ぜひよろしくお願いします。
――スタートアップ支援企業2社のボスをお迎えし、スタートアップサポータートークをお送りします。「D2ガレージ」(札幌)の代表取締役、佐々木智也さん。沖縄のフォーシーズの代表取締役CEO、豊里健一郎さんです。(D2ガレージは2018年、東京のデジタルガレージ社と北海道新聞社の合弁会社として設立され、新たな価値の創出イノベーションエコシステムの構築を進める。フォーシーズは豊里さんが中国に15年間、留学や勤務で過ごした後、2017年に出身地の沖縄で設立。起業家支援施設「コザスタートアップ商店街」を運営し、沖縄をアジアのスタートアップハブにできるよう、スタートアップエコシステムの形成を目指している)
――なぜ北海道、沖縄という土地でスタートアップの支援を始めたのでしょうか? まずは佐々木さん。
生まれが北海道で、大学も新卒で入った企業も札幌でした。当時、札幌にIT系のスタートアップが複数あり、そこの上場を経験させてもらって、いつかは僕自身がそうなりたいと思ってデジタルガレージに転職しました。そこで『事業をやってみろ』と言われ、5社ほど作り、失敗したり、うまくいったのもあるんですけど、次は『スタートアップの支援をやってみろ』と。『お前は失敗をいっぱいしているから、同じことをしなきゃいいんだ』っていう失敗からスタートアップ支援を始めた経緯ですね。
――豊里さんはいかがでしょうか?
僕も沖縄市コザっていう米軍基地のある町の商店街で生まれ育った人間です。高校から中国福建省の大学に編入し、香港にある日本通運に就職しました。沖縄に戻ってくるつもりはなかったんですけど、地元からアジアを目指した方が近いなっていう理由だけで沖縄に戻ってきた。福岡のスタートアップ支援拠点としてフクオカ・グロース・ネクストがあり、前身のスタートアップカフェの取り組みは2015、16年ごろからやっており、その横展開が僕の地元のコザで2016年から17年にかけて立ち上がっていた。スタートアップラボラグーンが今は那覇や沖縄市にもあるスタートアップエコシステムの新たなブランドとして、立ち上がって、私が代表となって、スタートアップが成長できる環境作りを目指そうという形で、いつの間にか起業家であったけど支援機関にもなって必要とする支援の形、エコシステムの理想を描きながら、ブランドもできた感じですかね。