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最愛の息子の命を奪われ22年―北海道江別市の女性が『飲酒・ひき逃げ事件』遺族らと一緒に鈴木法務相に“要望書”提出―数値基準導入を懸念 「危険運転致死傷罪」法改正に向け

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鈴木法務相に要望書を提出(1月31日)

鈴木法務相に要望書を提出(1月31日)

 高石洋子さんは2003年2月、北海道江別市の市道で高校1年だった最愛の息子(当時16)がひき逃げ事件に巻き込まれ、命を奪われました。


 当時の警察の調べで、運転手は酒を飲んで車を運転し息子をはね、そのまま逃走していました。しかし、裁判では飲酒が立証されませんでした。

 事件から約22年。「飲酒・ひき逃げ事犯に厳罰を求める遺族・関係者全国連絡協議会」の共同代表を務める高石さんの姿は東京にありました。

 1月31日、高石さんは飲酒運転で家族を亡くした遺族らと一緒に、アルコール濃度の数値基準設定への懸念などを伝える要望書を鈴木法務相に提出しました。

 飲酒運転をめぐっては、法務省は2月10日、運転手の体内のアルコール濃度の数値基準を新たに設けることなども視野に、自動車運転死傷処罰法を見直す法制審議会を開く予定です。

 遺族団体の佐藤悦子共同代表は「今回の法改正で大切な命が守られるような法律を作っていただきたい」と話しました。

 要望書では数値基準の導入について、厳罰を逃れるために数値基準を下回るまで出頭しない人が増えることなどを懸念し、法制審議会で議論を深めるよう求めています。


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