『流氷』の一部が北海道の知床半島に接岸しているのを確認…第一管区海上保安本部が海氷観測結果を発表
第一管区海上保安本部は1月23日、オホーツク海を南下中の流氷の一部が知床半島に接岸していることを航空機観測により確認したと発表しました。
航空機による海氷観測は23日午前11時ごろから行われました。
千歳航空基地所属航空機「おおわし」(MA727)からの目視観測で、知床沖北西方で密接度1~6に相当する流氷を確認。一部は接岸していました。
確認された流氷は「新成氷」と呼ばれる新たに形成された氷で、「晶氷(しょうひょう)」と「グリース・アイス」という種類が含まれていました。
■晶氷:微細な針状や板状の氷が水中を浮遊する状態
■グリース・アイス:晶氷が互いに集まり、スープ状の層を形成したもの。光をあまり反射しないため、海面が鈍く見える。
今後、風や海流の影響により海氷分布状況が大きく変化する可能性があり、海保は、付近を航行する船舶に対し注意を呼び掛けています。
観測結果については海氷情報センターのウェブページで閲覧可能です。