【9年ぶり台風上陸】台風5号で道東大荒れ 釧路は最大風速19.5mで7月の記録…札幌は台風一過で30度超の蒸し暑さに あす以降も厳しい暑さ続く見通し
7月15日あさ、北海道に9年ぶりに台風が上陸し、北海道東部では朝を中心に大荒れの天気になりました。台風は大荒れの天気だけでなく、暑さを呼び戻す湿った空気も連れてきています。
この1時間前、台風5号が、えりも岬付近に上陸。黄色い円の風速15メートル以上の強風域が狭まりながら北海道東部を縦断しました。
釧路市では午前5時ごろ、10分間の最大風速が19.5メートルと、7月としては記録的に。
北海道東部では、午前4時から6時にかけて、強い風が吹き荒れました。
台風の影響で、JR根室線では、池田と豊頃の間で倒木により停電が発生するなど、特急2本を含む16本が運休しました。
9年ぶりに上陸した台風は移動速度が速く、雨の量は40ミリ以下と大雨にはなりませんでした。
ただ、台風が連れてきたのが湿った空気です。
こちらは上空の高温多湿の空気の流れです。台風の北上とともに、赤く非常に湿った空気が北海道に流れ込んできているのです。
「いや~、今日は空気がぬるい。蒸し蒸しジメジメして、すごく不快です」(安野陽介ディレクター)
台風の被害がなかった札幌市では、朝から蒸し暑い空気に覆われ、最高気温は30.2度と6日ぶりの真夏日に。美幌町で35度、北見市でも34.6度と台風一過の猛烈な暑さとなりました。
「気持ち悪いです。ビールが飲みたいですね」(札幌市民)
蒸し暑さでビールが恋しい空模様ですが…。
「ビアガーデンの準備してる!もうこんな季節か。今すぐ飲みたい!」(安野ディレクター)
真夏の風物詩さっぽろ大通ビアガーデンは7月18日から。現在、オープンへ向け準備の真っ最中です。
北海道は、台風の上陸をきっかけに、7月16日以降も厳しい暑さが続く予想で、熱中症に注意が必要です。