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北大で発見“バイカルハナウドと似た植物” 調査の結果「毒のある似た外来種」で2007年から生育していたと発表 白石区でも同じ植物が2010年から生育―樹液に触れ光に当たると水ぶくれ生じる恐れ<北海道>

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 札幌市で見つかった、猛毒のある「バイカルハナウド」と似た植物。


 北海道大学は調査の結果、毒のある、似た外来種で2007年から生育していたと発表しました。

国内未発見「バイカルハナウド」の可能性がある植物

国内未発見「バイカルハナウド」の可能性がある植物

 6月24日、北海道大学構内で見つかった、国内未発見で、毒性の強い「バイカルハナウド」の可能性がある植物。




皮膚に樹液がついた状態で日光に当たると深刻な炎症を引き起こすおそれ

皮膚に樹液がついた状態で日光に当たると深刻な炎症を引き起こすおそれ

 バイカルハナウドは、皮膚に樹液がついた状態で日光に当たると、深刻な炎症を引き起こすおそれのある猛毒の植物です。

樹液に毒性のある物質が含まれている外来種であることが判明

樹液に毒性のある物質が含まれている外来種であることが判明

 北海道大学の専門家による調査の結果、特定はできなかったものの、樹液に毒性のある物質が含まれている外来種であることが分かりました。


北大医学研究院 氏家英之教授

北大医学研究院 氏家英之教授

 「植物には光毒性のある物質が含まれていた」(北大薬学研究院 脇本敏幸教授)


 「液に触れてしまって光に長時間当たるとひどい場合は水ぶくれが生じる。触れてしまってもしっかり洗い流せば予防につながる」(北大医学研究院 氏家英之教授)

札幌市白石区でも同じものが発見された

札幌市白石区でも同じものが発見された

 札幌市白石区で見つかった植物も同じものでした。


 北海道大学では少なくとも18年前の2007年から、白石区では2010年から生育していたことも新たに分かりました。

 類似の植物は今のところ北海道ではほかに見つかっていません。

 北海道大学はこの植物が見つかった場所を引き続き立ち入り禁止にし、毎年、開花前に茎などを刈り取るということです。