【ヒグマ速報】新聞配達員が襲われ死亡の北海道福島町で新たな出没相次ぐ…道路を横断するクマの姿 スーパーではゴミ置き場が再び荒らされる…住民は車を家の前に横づけ「すぐ乗って出かける」
新聞配達員の男性がクマに襲われ死亡した北海道南部の福島町で、新たな出没が相次いでいます。
【手がかりの写真】 相次ぐヒグマの目撃情報 痕跡も次々と―警戒続く北海道福島町
住民には不安が広がっています。
「クマによる被害を受けて3日目の夜、パトロールが続けられています」(有田慈彦ディレクター)
7月12日、新聞配達中の男性がクマに襲われ死亡した北海道南部の福島町。
警察などがパトロールを行い警戒が続けられています。
しかし、その目をかいくぐるかのようにクマは現れました。
15日午前4時ごろ撮影された写真です。
道路を横断する体長2メートルほどのクマの姿が捉えられています。
「午前4時50分です。ハンター2人が警戒に当たっています」(佐藤健カメラマン)
警察官とハンターが出動しましたが、クマは見つかりませんでした。
「怖い面はあります。車は家の前に止めて、すぐ乗って出かけるようにしています。クマが捕まってくれれば、ちょっとは安心するんですけど」
「ここで生まれ育って、こんなことは初めて。ここから引っ越すことも考えていないので、早く平穏な日常が戻ってほしい」(いずれも福島町民)
林芳正官房長官は閣議後の会見で福島町のクマ出没について警戒を呼びかけました。
「被害にあった方や犠牲になった方に対し、お見舞いとお悔やみを申し上げる。引き続き十分な警戒をお願いしたい」(林芳正官房長官)
出没が続き、住民には不安が広がっています。
捕獲や駆除など今後の動きについて、クマ対策に詳しい専門家に聞きました。
「クマがどれくらい警戒しているかにもよるが、今まで出没した場所に箱わなを仕掛けて確実に捕まるかは難しい。ハンターや専門家が、周りの状況を見ながら検討しているのでは」(酪農学園大学 伊藤哲治講師)
福島町は再び不安な夜を迎えます。