新入生"9人→29人"に急増!過疎の町で閉校の危機を打開する『3つの秘策』…全国から生徒が集まる高校 最先端の「ドローン授業」にも熱視線 北海道福島町
生徒たちの町との交流も
町内外の生徒たちは積極的に町の人とも交流しています。
「コンブを干すのも最初は1枚づつしか干せないけれど3枚、4枚。5枚まで行けました!」(埼玉県出身の1年生 檜山結菜さん)
6月中旬から8月にかけ毎朝3時に起き、コンブ干しのアルバイトに精を出したんです。
「(Q:働きっぷりは?)最高ですね!気も利くし作業を繰り返すうちに要領よく覚えくれて本当に助かっています」(コンブ漁師 阿部慎太郎さん)
25年後の人口が現在の4割以下の1300人になるという試算もある福島町。
町で90年間続く食料品店の店主は…。
「(Q:町の雰囲気は?)まったく変わりました。町のイベントに顔を出したり、若い人たちが参加するということは、ここに住んでいる人間にしてみたら非常に明るい材料です。高校がなくなるということは困るっていうどころの騒ぎじゃない」(食料品店経営 河原塚利雄さん)
「福島町で店を経営して福島町に恩返しをする仕事をしたい」(岐阜県出身の1年生 仙谷秀久さん)
8月末に行われたオープンキャンパス。横浜市から参加した中学生は…。
「ドローンの資格に興味があって、生徒も先生もすごく温かくて優しくて地域の方々もすごく優しい雰囲気がある」(横浜市の中学3年生 渕上純さん)
少子高齢化が進む過疎の町。その存続は学校と町の魅力作りにかかっているようです。
福島商業高校の取り組みは、10月1日と2日に札幌市の札幌コンベンションセンターで開かれる「第3回ドローンサミット」で紹介されます。ドローンサッカーやデモフライトも行われる予定です。