新入生"9人→29人"に急増!過疎の町で閉校の危機を打開する『3つの秘策』…全国から生徒が集まる高校 最先端の「ドローン授業」にも熱視線 北海道福島町
建物などの安全性確認にドローンを使ってきた町の建築業者、中塚徹朗さんは卒業生に期待をかけます。
「ドローンの技術を持った人を私たちは今まで金をかけて教育してきた。事前に学んでいるということなので我々の担い手としてつなげていきたい」(中塚建設 中塚徹朗 代表取締役)
3.生徒によるPR活動
最先端の授業!そして快適な生活空間!
でも、ここは北海道の過疎の町…。学校の魅力をなんとか全国に知ってもらう必要があります。
「きのうはエビフライ。超おいしいエビフライ」
「氷も自由に」
高校復活の鍵!3つめは生徒自身によるPRでした!
見学に訪れた横浜市からの親子に1年生が熱心に福島町での生活の楽しさを紹介します。
「部屋の掃除もすぐに埃まみれになるから『お母さんこんなに掃除機をかけてくれとったんや』とか」(兵庫県出身の1年生 田中瑠那さん)
「すごいね!そういう事に気付いたんだ!」(横浜市から学校見学 渕上香緒利さん)
2022年から札幌市や東京で開いてきた学校説明会やオープンキャンパスでは、寮で生活する先輩が学校や福島町の魅力を熱心に語ってきました。
「この学校は少人数だし見学に来た時も良い雰囲気だったのでこの学校に決めました」(岩手県出身の1年生 八重樫沙和さん)
「先輩たちがすごく楽しそうに話していたので私もここに来たら楽しめるかなって」(東京出身の1年生 阿部芽衣理さん)
2024年の新入生29人のうち、福島町以外の北海道内からは13人。北海道外からは11人、福島町出身者は5人でした。町内出身の生徒はどう受け止めているのでしょうか?
「いろいろな所から人が来てコミュニケーションが多くとれるかなと思って来たんです。こうやって今は友達なんですけど、松前町の子と道外の子でここに来なかったら会えなかった」(福島町在住の1年生 新山菫さん)
「地元にずっといたからこそ大人数でいるのが新鮮ですごく楽しい」(福島町在住の2年生 白川仁胡さん)