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“北海道が誇る食文化ジンギスカン”伝統を守り進化を続ける「マツオ」松尾吉洋さん #BOSSTALK

社会 コラム・特集 友だち追加

守るべき価値というのは守りながらも、会社は進化、チャレンジ

――次の世代にこの味を引き継ぐ役もされているわけですね

なぜ、それが重要か、われわれのミッションなんだと明確化したのが先ほどのリブランディングのプロジェクトで、われわれが目指すべきところが極めて明確化になり、意思決定の判断の一つの材料になるのです。

――ボスとして大切にするのは、どういうところですか?
組織に前向きな希望を与えるのは重要です。松尾ジンギスカンは再来年70周年を迎えます。ある意味で味が変わらないことが評価されている部分です。変えるべきでない、守るべき価値というのは守りながらも、会社としては進化して進んでいるんだ、チャレンジしているんだということを従業員に共感してもらいたいと思います。決して守りだけの企業ではないのです。まだまだ100点満点ではなく、社員と一緒に今日より明日、明日より明後日により良い会社になるよう、チャレンジしていくという思いを伝えることは重要です。

今後、力を入れたいのは羊肉のおいしさ、調理方法の発信

羊肉のおいしさを発信したい

羊肉のおいしさを発信したい

――松尾ジンギスカンとともに描く未来をどう感じていますか?

北海道のみなさんは、ジンギスカン、羊を日本国民の中で平均よりもはるかに多くめし上がっていただいています。ただジンギスカン以外の素材として羊を食べる機会があるかというと、あまりないと思うんです。世界では羊は非常に親しみのある食肉で、宗教的にはイスラムでもヒンズーでも料理に使われ、いろいろな調理方法があります。ジンギスカンとしてはもちろん、素材としての羊の良さをレシピも含めて、おいしさをより発信していきたいと思っています。