海外からの富裕層取り込め 新千歳空港に“ビジネスジェット専用施設”オープン ラピダス関係者や研究者の需要にも期待
海外からの富裕層の取り込みを強化しようと、新千歳空港にビジネスジェット利用者向けの専用施設がオープンしました。
北海道産のワインやお菓子などが無料で楽しめるラウンジスペース。新千歳空港にオープンしたのは企業や個人がチャーターしたり所有したりするビジネスジェットの専用施設です。
さらに今回、到着したジェット機の機内も公開されました。
広々としたスペースに加えすしや天ぷら、オマールエビを使った豪華な機内食も。
「飛行機の中も大変立派な作りになっていて、十分リラックスして長旅も苦にならない感じです」(菅井英樹カメラマン)
機内から降りると広々とした空間が広がります。
専用施設は約560平方メートルの平屋で、国際線ターミナルの北側に開設。
CIQと呼ばれる出入国審査や検疫などの専用の機能が備えられ、利用者はプライバシーを確保しつつ、スムーズに手続きできます。
新千歳空港ではコロナ禍前には香港や中国などから年間約400便のビジネスジェットの離着陸がありました。
コロナ禍で落ち込んでいましたが回復傾向にあるということです。
「新千歳空港のほかにない可能性を顕在化させ、高付加価値な旅行事業の発掘を実現したい」(北海道エアポート 蒲生猛 社長)
北海道エアポートは、北海道千歳市に建設が進む次世代半導体の量産化を目指すラピダスに関わる企業関係者や研究者などの需要にも期待しています。