“値上げの秋”に悲鳴 10月は食品4634品目が…一方で値下げされる商品も 酒税法の改正でビールがお安く
北海道札幌市手稲区のスーパーマーケット「キテネ食品館」。
10月から値上がりするものが、めじろ押しです。
「マルコメの『料亭の味』みそ750gは388円のものが約10%上がるので、418円くらいになる」 (キテネ食品館 中塚 誠 社長)
毎日の食卓に欠かせないみそなどの調味料が、こちらでは約10%値上げされます。
さらに。
「『サントリー伊右衛門』の2L入りペットボトルは、10~13円上がる計算」 (中塚 社長)
ペットボトル飲料は「サントリー食品インターナショナル」が6~22%、「コカ・コーラ ボトラーズジャパン」が5~16%値上げ。
他にもオリーブオイルが14~57%、菓子類も4~24%値上げされます。
原材料やエネルギー価格などの高騰が、その理由です。
マーケティング会社の調査によると、10月は4634品目の食品が値上げされます。
「当たり前のように買っていたものが、ちょっとずつ上がっていって、気づいたらこんなに高くなっている」(消費者)
こちらのスーパーでは従来の価格の商品の在庫がなくなってから値上げを行うなど、できるだけ客の負担にならない配慮をしていますが、値上げは食品だけにとどまりません。
「日本郵便」は「ゆうパック」の料金を平均10%値上げ。
北海道内の銭湯の入浴料は、現在の480円から490円に10円値上げされます。
毎月のようにやってくる頭の痛い値上げ。
皆さんはどうやって、しのいでいるのでしょうか。
節約術を聞きました。
「なるべくまとめ買いをする。毎日買い物に行くとどんどん買ってしまって、ストックが多くなるから使い切ってから買い物に行く」(60代女性)
「プライベートブランドを買ったり、ビールを発泡酒に変えたりしている」(40代女性)
「空腹時に買い物に行かない。全部かごに入れてしまうから」(60代女性)
「携帯電話を安いプランに変えた。4000円くらい安くなった」(60代女性)
「ガスの設定温度を上げないとか、お風呂は必ず子どもと一緒に入るとか。洗濯機などの電化製品を使うのは、電気料金が安い夜が多くなった」(30代女性)
札幌市清田区の酒類の量販店「ビックリッキー清田店」です。こちらでも、10月から値上がりするものが。
「新ジャンルの『第三のビール』と呼ばれているもの。現在143円で販売しているが、数円上がって150円くらいになる」(ビックリッキー清田店 山田 優斗 店長)