灯油 “127.7円”「高い！」もう冬を見据える北海道… ガソリンだけじゃなく 実は灯油も高騰 補助金は12月末まで
ガソリンへの補助金が延長されまだまだ高い水準ではありますが、北海道の平均価格はようやく値下がりに転じました。
一方で、冬を前に心配なのが灯油。
「127円台」の高値が続いています。
札幌市中央区のガソリンスタンドでは、8月にレギュラーガソリンの価格が1リットル177.8円まで上りましたが、政府の補助金が延長・拡充されたことなどで9月13日午後には169.8円まで下がりました。
9月13日発表されたレギュラーガソリンの北海道内の平均価格は、182.2円で先週より2.1円安くなりました。
価格が下がったのは12週ぶりです。
全国平均も184.8円と1.7円下がりました。補助金の延長・拡充で10月には175円ほどにまで抑えられる見通しです。
「ちょっと落ち着いてきている。（多くの店で）170円台になってきているから、このまま（価格が）下がってくれると助かる」（札幌市民）
「下がってくれるとありがたい。2円3円なんて。正直ガソリンだけじゃない。冬になると灯油もあるのでそちらの方が（高騰すると）きついかな」（札幌市民）
一方で、北海道の灯油の配達価格は上がり続けています。
2020年6月には1リットル70円あまりでしたが、2021年10月に100円を超えその後も右肩上り。
9月13日の発表では127.7円となりました。15年ぶりの高値です。
ガソリンと同様、補助金が拡充されていますがまだ価格には反映されていません。
「高いですね。生活は苦しくなるので上がってほしくない」（札幌市民）
「だんだん高くなるので、どうしようかと思っている。年金生活だから大変です」（札幌市民）
「冬を越すのに大変。どうしたらいいのでしょうか」（札幌市民）
「（Q:灯油への補助金 年内までですが？）冬は来年までありますよね」（札幌市民）
石油情報センターによりますと、ガソリンと同様に今後「10円強」安くなるとみられますが、市場価格にはまだ反映されていません。
気温が下がっていくにつれ気になる灯油価格。
ガソリンとともに心配が尽きません。
