東京の証券マン→地元でヤキニキスト 北見を"焼き肉の街"に…地域資源を発掘「ロジカル」西野寛明さん #BOSSTALK
人口1人当たりの焼き肉店数が全国屈指とされる北海道北見市。「ヤキニキスト」を名乗り、北見を"焼き肉の街"として広めている人がいます。東京の証券マンから転身した、コンサルティング会社「ロジカル」の社長、西野寛明さんです。マーケティングを用いたブランディングで注目され、北海道東部の地方創生のキーマンとも言われる西野さんに地域資源発掘のコツを聞きました。
子どものころから焼き肉大好き…就職は東京の証券会社へ

東京の証券会社へ就職
――西野さんのご出身、北見市はいいところですよね。街自体も結構好きで何度も行っています。焼肉おいしいですし。どういう子供でしたか?
とにかく焼き肉が大好きな子供でして。焼き肉の申し子になったのも、北見で生まれたからかなと思います。
――学生時代はどう過ごされたんですか?
中学1年生まで北見にいましたが、そこから帯広に転校しました。そこから大学の進学で東京へという流れですね。
――その後就職は?
東京の証券会社に就職いたしました。父の職場が金融機関だった影響で。
証券会社は不確定要素の高い商品を販売せざるを得ない。投資家さんが知識を持っていただければより良い成果になるんじゃない。投資家さんのの啓蒙が重要でそこを自分としては注力させていただいたところはありました。
「地方都市 まだまだ伸びしろある」課題はマーケティング
――東京の証券会社でバリバリ働き、今また北海道戻って仕事をされている。きっかけは?
自分が働いている六本木のオフィスと、自分が育った北見の環境比べると全然違う。
東京はすごく優秀な人たちが朝から晩までものすごくがんばって働いている中で、いろんな企業が切磋琢磨して、少しの伸びしろを刻み合って戦っています。
地方都市に目を向けるとどちらかというと、そこまでの熾烈な競争環境ではない中で、自分から見るとまだまだ伸びしろがものすごくたくさんあるんじゃないかと。そんな夢を抱いて北見に戻りました。
――伸びしろがあるとはいえ、東京と比べてもあまりビジネスの機会ってそんなに多くはない。何を始めたんすでか?
まず自分はマーケティングの課題感が地方にあるのかなという仮説を持って戻ってきました。
実際に帰ってきていろいろな方々とお話をしていく中で、やっぱり自分が思った通り、いろんな伸びしろあるなと思いました。
いろいろな地域資源に目を向けてブランディングをやっていこうと会社を作りました。