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【初サンマ】 過去最高値「1キロ14万円」水揚げ日本一 根室市花咲港で"高級サンマ"初水揚げ…1匹あたり約1万6800円

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水揚げされたサンマ

水揚げされたサンマ

 記録的不漁が続くサンマが2023年8月18日から19日にかけ、北海道根室市と厚岸町で初水揚げされました。競りでは最高値で1キロ14万円の値がつきました。

 根室市の花咲港では18日午後8時ごろ、太平洋の公海で棒受け網漁をした小型サンマ漁船1隻が戻り、19日朝、469キロのサンマを水揚げしました。

 初水揚げとしては、2022年の花咲港の1隻260キロよりは多いですが、例年と比べて少ないということです。

 根室市の花咲市場で19日午前7時から行われた競りでは、高いもので1キロあたり14万円の値がつきました。過去最高を記録した2022年の花咲港での初水揚げの最高値1キロ5万4000円を"大きく"上回りました。

 市場関係者によりますと、最高値のサンマは約120グラムで、単純計算すると1匹あたり1万6800円ほどになります。ちなみに、この"高級サンマ"のほとんどは東京方面に出荷されるということです。

初競りの様子 厚岸市場 8月19日撮影

初競りの様子 厚岸市場 8月19日撮影

 一方、厚岸漁港でも18日午後10時から19日0時にかけ、小型船3隻が戻り、約1.1トンのサンマを水揚げ。厚岸市場で行われた競りでは、高いもので1キロあたり約3万5000円の値がつきました。

 水産研究・教育機構の調査によりますと、日本近海のサンマの資源量は約94万トンと推定され、2022年よりも20パーセントほど少なく、来遊量は「低水準」が予測されています。

 8月20日には、主力の大型船の漁が解禁されます。