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人とクマの接近...野生動物との適切な距離とは? 「人慣れ」を防ぐ人間側のマナー

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100メートル離れていても安全ではない

100メートル離れていても安全ではない

 北海道山岳整備 岡崎 哲三 さん:「人間がある程度いるとわかっても、(餌を)食べれる距離っていうのが100mから200mという距離なのかなと思うので、その距離さえ守ってれば、クマも気にせずにいてくれるかなと思います。

 クマが本気出したら来ます。間違いなくね。100mあったって、あの時速60kmぐらい出せるので、本当に十数秒でこっちまで来ちゃうと思うんですよ。

 だから、まずはそういう人に近づいてくるクマが居ないって言うのを巡視員が判断して、通っても大丈夫かなっていう判断とそういうクマが多いときに、遠くに見えていたら、クマの生活をできるだけ邪魔しないようにして、ちらっと見て帰ろうっていうスタイルですね」

 ヒグマがいる生態系っていうのはものすごく素晴らしく、価値ある場所だと思うんですね」

人とクマ双方に「適切な距離」が必要(提供:北海道山岳整備)

人とクマ双方に「適切な距離」が必要(提供:北海道山岳整備)

 野生動物と人間、双方にとって大切なのが「適切な距離」です。

 北海道山岳整備 岡崎 哲三 さん:「山に餌が無くなって下に降りてきた時に、道路の脇とかあるいは民家に行くようなクマになってしまったら、それこそ撃ち殺されちゃいますよね。だから、クマにとっても人間になれるってことは本当に良くない」

 北海道の山は動物たちの生活圏です。

 人間側のマナーが問われています。