【陸上】MGC視野に大迫傑が網走で激走…ホクレン・ディスタンスチャレンジ第3戦
《ホクレン・ディスタンスチャレンジ第3戦 網走大会 7月8日、網走市営陸上競技場》
マラソンの大迫傑選手(Nike)が7月8日、ホクレン・ディスタンスチャレンジ(DC)に出場。マラソントレーニングの一環としてトラック1万メートルを約1時間のインターバルを挟んで2本走りました。
午後5時35分スタートの男子1万メートルBは28分10秒00に設定された赤色のウェーブライトを目安にレースを進め28分14秒69でフィニッシュ。
その後、1時間余り経過した午後7時30分からの男子1万メートルAでは疲労が溜った状態でも1周あたり70秒を切って粘りながら28分35秒36で走り切りました。
目標とする種目より短い距離を早いペースで繰り返すレぺテーションと呼ばれるトレーニングの一種を実際の試合で実施しました。大迫選手はこれまでのホクレンDCでも1万メートル2本や3千メートルや5千メートルの実戦を組み合わせる“レぺトレ”を行ってきました。
2本走り終えて大迫選手はー
「マラソントレーニングとして“きつくなってからどれくらい粘れるか”というのを意識して(走り、実際に)走れていたし、(結果を見ても)アベレージ的には良かった。良い練習ができた」。
MGCにエントリーしたがー
「もう1度、自分を勝負におく。一番、厳しいところに(わが身を)おくというのがモットーでもある。そこ(MGC)に向けて頑張っていきたいと思っている。しっかり“勝つ”つもりで準備していきたい」。
MGCではー
「しっかりトップレベルで活躍できるというのを決めたいと思う。常にチャレンジャーとして優勝を目指すというのは今までもこれからも変らない。心と体を削って当日を迎えたい」。
■大迫傑選手の記録
1本目 28分14秒69
2本目 28分35秒36
■MGCとは
MGCはマラソングランドチャンピオンシップの略称、東京五輪マラソン代表選考で導入され上位2選手を代表とする一発選考。パリ五輪選考会は10月15日に東京で行われる。