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札幌市街地で4人がクマに襲われた事故から2年 生活圏への出没が相次ぐ…有効な対策は 画期的な最新研究も

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「クマも人を恐れ、人もクマを恐れないと共存できない」

「クマも人を恐れ、人もクマを恐れないと共存できない」

 そのためにはメスのクマを捕獲する最低ラインを定め、個体数を減らすべきだといいます。

 横浜国立大学 松田 裕之 名誉教授:「どれだけ捕らなければいけないか、議論をしっかりしないといけない。捕った分しか減らないということ」

 クマの個体数を把握し、有効な対策が期待できる研究が進んでいます。北海道大学大学院の研究チームは、クマのDNAから誤差1歳という高精度で年齢を推定する方法を確立しました。

クマ個体数把握できる

クマ個体数把握できる"最新研究"も

 北海道大学大学院 獣医学研究院 中村 汐里さん:「水滴のような、いま入れたのがDNA。この少しのDNAで年齢が推定できる」

 年齢がわかると地域ごとのクマの増減などを予想でき、より有効な対策が取れるということです。

 北海道大学大学院 獣医学研究院 下鶴 倫人准教授:「年齢情報は非常に重要な情報。クマの保護管理をどうしていくべきか、クマが地域ごとに増えるのか減るのかなどの情報を得るため、非常に活用することができる」

 市民を驚かせた、市街地でクマが人を襲う事故から2年。クマ対策のあり方が問われています。


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