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温泉地いっぱい 北海道

 温泉が体に良いことは何となく分かっているけれど、、、詳しくは、、、。
そんな疑問を解消すべく、講演して頂いたのは内科医で札幌国際大学教授の大塚吉則先生。
 先生は北大医学部を卒業し、その10年後、生化学の研究をするためにニューヨークのコーネル医大に留学。
帰国後、北大付属病院登別分院に勤務し、温泉療法で糖尿病患者の血糖値が半分になることをきっかけに、温泉医学の研究を開始したそうだ。
 北海道は登別やニセコなど温泉地の数が243あり、延宿泊者数と共に全国トップである。
 先生は温泉では湯をなめたり、においを嗅いだりして五感で味わうことを推奨している。そして温泉分析書を見て多い成分は何か把握して欲しいと言う。
 温泉のうち、特に治療の目的に適するのが療養泉で、道内の療養泉は10種に分類される。
 例えば川湯温泉は酸性度が高く(酸性泉)殺菌作用があり、水虫が治りやすいという効能がある。
 登別、ニセコ、川湯などには硫黄泉があり、これが抹消血管を拡げ、血流を良くする。
飲泉すると血糖値の低下や呼吸疾患に効果があるそうだ。こぼれ話としては登別の地獄谷を歩いてからタバコを喫うとまずく感じるので、禁煙するにはもってこいとのことだ。
 道北の豊富温泉は油分を含んだ優しい湯で皮膚疾患に効き、アトピー性皮膚炎の治療で知られている。油分に含まれるタールが抗炎症作用を発揮する。
 石油成分と聞くと何となく肌に悪そうなイメージがあるが、この湯は肌を傷つけることなく保湿効果があることで有名だ。
 実はこの温泉療法で医療費控除が出来ると知っていただろうか?もちろん医師が作成した温泉療養指示書に従って療養しなければならないのだが、確定申告では往復の交通費と温泉利用料が対象になるとのことだ。
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