事務局スケッチブック
落語のいろは
UHB大学今月の一般教養講座は桂枝光さんを招いての「落語のいろは」。枝光さんは北海道に移住して約30年になる。
還暦世代の中には80年代の桂小つぶさんのイメージを強く持っている方も多いのではなかろうか。
当時一世を風靡した「プロポーズ大作戦」や「ヤングOH!OH!」で、その愛嬌のあるルックスと相まって大人気だった。レギュラー番組8本を抱え、平凡や明星といったアイドル雑誌にも掲載されたとのことだ。
出番前の挨拶の際に、「北海道に笑いの文化はない」「札幌は落語文化不毛の地」と道民が言いがちなことについて「イヤイヤ、落語は知的なもの、落語を理解するには土台が大事です。本等を読んで知識や理解力が必要であって、札幌はリトルトーキョーですよ」と教えてくれた。
枝光さんの高座に上がる前のルーティンを目の当たりにした。舞台袖でぴょんぴょんとジャンプをして体をリラックスさせたかと思うと、次の瞬間マネージャーでもある奥様が枝光さんの背中をバシッと叩いて送り出した。まるで格闘技の選手がリングに向かって行くように。
枝光さんは手始めに落語の歴史や基礎的なことから話し、時折北海道ネタや方言を散りばめながら、笑いをとって会場を温めていく。そして休憩は挟まずノンストップで話し続ける。
一席目が上方落語の演目の一つ「大安売り」。相撲を題材にしたユーモアあふれるものだ。上方では多くの演じ手がいて、桂三枝さん(六代目文枝)も好んで演じられるそうだ。
ちなみに枝光さんは五代目文枝師匠の下に入門したとのことだ。
二席目は古典落語の演目の一つ「ねずみ」。左甚五郎が登場する有名なもので会場の皆さんは熱心に聞き入っていた。
枝光さんのライフワークは自らが立ち上げた「さっぽろ市民寄席 平成開進亭」。
道内の落語ファンにこれからもずっと笑いを届けていく。
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札幌市中央区北1条西14丁目
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mail uhbdaigaku@topcreation.co.jp
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※月~金 午前9時30分より午後5時30分
(土・日・祝日はお休みです)
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