【知床遊覧船沈没事故】「私には罪が成立するかわかりません」運航会社・桂田社長の裁判始まる…争点は"事故を予見できたか" 乗客家族「できる限り一番重い刑罰を」<釧路地裁>
北海道知床半島沖で遊覧船が沈没。
乗客と乗員20人が死亡、6人が行方不明になった事故をめぐり、業務上過失致死の罪に問われた運航会社社長の初めての裁判が釧路地方裁判所で始まりました。
「裁判30分前に桂田被告が釧路地裁に入ります」(江上大悟郎キャスター)
12日から始まったのが、カズワンを運航していた知床遊覧船の桂田精一社長の裁判。
業務上過失致死の罪で起訴されましたが、弁護側は無罪を主張する方針を明らかにしています。
「まったく自分のしたことについて反省していないと思います」(凛くんの父親)
当日は知床沖が荒れるという天気予報が出ていました。
そうした中、運航管理者だった桂田被告は航行の中止を指示しませんでした。
その結果、船は沈没し乗客乗員20人が死亡、6人が行方不明になりました。
12日の裁判で桂田被告が語ったことです。
「なにか違っている事実は?」(裁判長)
「私には罪が成立するかわかりません。法律家にゆだねるしかありませんが、経営者として今回の事故を防げなかったことを重く受け止め、裁判の中で誠実に答えてまいります。」(桂田被告)
























