「お母さんに髪の毛をあげたい」3年伸ばしたロングヘアをヘアドネーション…8歳のりんたろうくんが髪を伸ばし続けた理由 “汎発性脱毛症”と向き合う母と息子の絆<北海道>
「お子さまに来て頂いて型取りから、髪の長さとか毛量とか色とか、オーダーメイドなのでカウンセリングをしっかりして、一人一人のウィッグを製作してプレゼントする。当事者がやっているので、かなりこだわったウィッグプレゼントしている」(医療用ウィッグ専門店「ANEHA」 藤谷麻未代表)
子育てをしながら、市内の美容室を回って髪の毛の寄付を募ったり…。
各地の学校を回り、ヘアドネーションを知ってもらうために、実演をするなど…。
上質で、求めやすい価格のウィッグを提供したいという信念でこれまで活動してきました。
そんな母の姿を見て育ったりんたろうくん。
5歳の頃から、自分の意志で髪を伸ばし始めました。
「すごい、すごい髪形になってる」(母・あさみさん)
目標は、自分の髪の毛で大好きなお母さんのウィッグを作ることです。
「何センチにこだわってたの?特に関係なく?」(母・あさみさん)
「どのくらい伸ばせばあげれるかなって思って、もうこのくらいならあげれるって聞いたときに、もう切りたと思った」(りんたろうくん)
「これくらい(15センチ)であげられるって知ってたの?」(ディレクター)
「お母さんに教えてもらった」(りんたろうくん)
「伝えた記憶は?」(ディレクター)
「講演会とかで『何センチからですよ』って話しているのを、一緒に連れていく機会が多いので『ドネフェス』とかそういうので学んだ?」(あさみさん)
「うん」(りんたろうくん)
長さ15センチから寄付できるらしく、これだけあれば充分!ついに髪の毛を切る決意をしました。
母・あさみさんが経営する医療用ウィッグの専門店。ヘアドネーションにも対応しています。
「ものすごく短くしていいんだもんね」(母・あさみさん)
「うん、ものすごく」(りんたろうくん)
「すごい長さ取れるよ」(母・あさみさん)
「坊主はやだ」(りんたろうくん)
「結構すぐ、なんでもできないことをあきらめちゃう子なんですよね、普段から。芯をもって伸ばし続けることができる息子ではないと思っていたので、びっくりしました」(母・あさみさん)



















