【コンサドーレ】深井一希 今季限りでの現役引退を発表 コンサドーレ一筋「最高のサッカー人生」
今後は、指導者の道に意欲
―チームメイトには、いつ、どういう形で
「それは、昨日正式に、ミーティングの前に伝えさせて頂きました」
―今日もこの場にたくさん(チームメイト)いらっしゃってますけど、どんな言葉を
「もう、僕の膝の状況はみんなが知ってくれているので”お疲れ様”と言ってくれました」
―引退すると決めた今の気持ちや心情は
「正直、伝えられてすごくすっきりしたというのはある。あと2か月、自分の中で痛みとの戦いはここで終わるので、そこまではプロとして責任を持って、チームの目標に向かって一緒に頑張りたいなと思います」
―9歳から22年間(サッカー人生)を、今どう振り返る
「やっぱり小さいころから、怪我が多くて、自分の好きなサッカーから離れる機会が、すごく多かった。その度にいろんな人に支えられて助けて頂いて、ここまでプレー出来た。皆さんに感謝ですし、一番本当幸せ者だなと。本当に有難い気持ちで一杯」
―現役を終えた後のイメージは
「指導者に、、、僕が小さいころ、サッカー選手になりたいという強い思いでプロを目指したかのように、一流の監督になれるよう、早く準備したい。そのために、試合を見たり出来ることをやっていこう、という前向きな気持ち」
―リーグ戦残り8試合。非常に痺れる戦いが続く。どういう力を発揮したいか
「練習に入り続けて、抜けないようにしたい。多少の痛みだったら何とか耐えきって、チームのみんなと一緒に戦って、少しでも若い選手の模範となるようなプレーを見せたい。もちろん、コンディション次第では、自分も試合に絡みたいという気持ちはある。少しでもチームの目標に貢献できるよう、あと2か月頑張りたい」
最高のサッカー人生
―改めて、サポーターに伝えたいこと
「サポーターの皆さんは、本当に温かくて、、優しくて、、本当に助けられました。このチームでプレーしていなければ、ここまでプレー出来ていなかったかもしれないし、大怪我を乗り越えることが出来なかったかもしれない。本当に皆さんに感謝の気持ちで一杯です」
―怪我で離脱した時の振る舞い、意識していたことは
「特に、大きく意識していたことはないですけど、とにかく、どんな状況でも前を向いて戦う姿を(みんなに見せたいわけではなく)自分との戦いの中でですごく大事にしていた。それは、どんな怪我でも一貫して貫いて来られたんじゃないかと思う。それを見て、チームメイトの選手たちがそう言って(「一希の姿を見てるから、へこたれちゃいけない」)くれるのは、自分としてはここまで頑張ってきて良かったと思う」
―改めて、深井選手の人生において、この怪我はどういう経験だったか
「(怪我が無ければ…)そう考えたことも、もちろんありますけど、結局これが自分ですし、なかなか、こんなに大怪我を経験できる選手もいないと思うので、たくさんの方々に支えられて応援して頂いて今がありますし、自分はこのサッカー人生、悔しい思いもたくさんしましたけれども、自分の中では最大限やり切った、最高のサッカー人生だったなという風に思います」
―ちなみに今日、セルヒオ・ブスケツ選手も引退発表された。
「そうなんですか?(同じ日で)嬉しいです。一番僕が目標としていた選手。何かの縁だなと感じます」
―小学生の頃からプレーしていた「コンサドーレ」で現役を終えることへの想いは
「自分が育った、このクラブでプロとしてキャリアを始めて、このチームで終われるっていうのは、自分の中ですごく嬉しく思う。もしかしたら(怪我が無ければ)違う道も考えられましたけど、僕の中ではこのチームで始まり、ここで終われた、というのはすごく納得している」
―痛みに耐えながら、日々どんな思いで練習・グラウンドに
「ピッチに立ったら言い訳はしたくないと、プロになったときから思っていた。練習に入ったら痛みがどうとかじゃなくて、、自分がうまくなるため、強くなるために最大限のプレーをしようというのは心がけてきました」