【コンサドーレ】深井一希 今季限りでの現役引退を発表 コンサドーレ一筋「最高のサッカー人生」
忘れられない”ルヴァンカップ決勝”ーそして、これから
―このクラブはどんな存在
「これからも大事にしていきたいクラブですし、今まで受けたコンサドーレからの愛を、しっかり返していけるよう頑張っていきたい」
―1番印象に残っている試合は
「やはり“ルヴァンカップ決勝”は特別な試合でした。ウォーミングアップのとき、スタジアムに入ったときのサポーターの大歓声は忘れられない。すごく鳥肌が立ったのを覚えている」
―今振り返って、あの試合(ルヴァン決勝)の経験というのは
「どんな状況でも、あきらめなければ奇跡が起こるというのを、自分のゴールで体現できたのは、サッカーを続けてきてよかったというシーンでした。最後は負けてしまったけれど、どれだけ格上の相手でも自信を持って、楽しみながらみんなで戦えれば、どんな相手でも勝てるチャンスがあると思えた。そしてあの大舞台は自分の中では忘れられない」
―ご家族の反応は
「両親からは、小さい頃から怪我との闘いをずっと見ていてもらっていたので”十分やりきったでしょ”と言葉をもらった。奥さんからは同じように、”お疲れ様。よくやったと思う”と伝えられました」
―日常生活への怪我の影響は
「朝起きたときが一番しんどい。階段の上り下りが痛く…。這いつくばって、、というのは少し言い過ぎですけど、本当にそれぐらいの状況から毎朝スタートする。練習が始まって、一つ一つのメニューをこなせるかという不安と闘いながら毎日過ごしていた。少しずつ、少しずつ痛みを試しながらプレーして、尚且つ、プレーしている以上評価されないとけないので、そこで自分のプレーを発揮するというのは、本当に厳しい毎日でした」
―理想とするプレーと現実、、ストレスは
「それはもう何年も前からあった。それも全て受け入れて、これが今の自分だと受け入れながらプレーしてきた」
―ここまで続けられた要因は?
「最後まで、応援して期待してくれるたくさんの方がいるので…。到底、自分一人の気持ちだったらここまで闘えなかったと思う。そういう人たちへの責任、自分なりの感謝の気持ちを持ちながらプレーしていた」
―(指導者以外に)選手から離れて、プライベートで挑戦したいことは?
「毎日膝の痛みのことを考えるプレッシャーから解き放たれた生活が楽しみ。それだけで十分です。」