【身の毛もよだつ手作りお化け屋敷】『生首や血だらけの男』がさまよう恐怖の館_絶叫や泣き声が館内外にこだまする…地元の中学1年生がプロデュース“原動力”は「寂しいマチを盛り上げたい」思い〈北海道三笠市〉
ピーク時の1960年には6万人以上が住んでいた三笠市ですが、炭鉱の閉山に伴い人口は減り続け、今は7000人あまり。
活気を失うマチに抱いた危機感が陽太さんの原動力です。
「頑張ってお客さんの人数を120人以上超えたいなって」(陽太さん)
7月6日、手作りお化け屋敷、公開の日を迎えました。長蛇の列ができています。
今回のお化け屋敷は、入口から進んで左にあるプレゼントを神棚に置くというミッションがあります。
1組目はこちらの親子連れ。
「うわぁびっくりした」(父)「うわぁぁぁ」(子ども)「嫌だぁぁぁ」(子ども)「ミッションクリアしていないよ」(父)
一目散に逃げ出したくなるほど怖かったようです。
「お化けどうだった?」(記者)「怖かった」(体験した子ども)「どこが一番怖かった?」(記者)「あたま…」(体験した子ども)
その後も…
「いやぁぁぁぁぁ」(子ども)
「行きたくないよぉ…」(子ども)
「待って戻ったらいいの?戻ったらいいの?こっちこっち」(母)
こだわりの演出が見事にハマったようです。
「ちょっとキモかった」(子ども)「一番泣きそうだったよ」(父)
「怖くなかった」(子ども)「うそでしょ」(父)「だって先に行ってくれなかったじゃん」(母)
「すごいよかったです。本物の迫真の演技が見られて」(母)
午後5時。絶叫と狂乱のうちに手作りお化け屋敷は終了しました。
「(来場者数は)112人です」(陽太さん)「すごくない?」(記者)「毎回100人超えるからうれしいけど。これミスったなみたいなそういうところはあったんですけど、怖がってくれた人がすごいいたからやる気になったというか」(陽太さん)
「タイミング定めてここだなってとこでバーンと飛び出して結構怖がってびっくりしてくれる人がいた」(陽太さんの親戚の小学6年・樋口めい子さん)
「めっちゃ良い反応してくれたり、泣いてくれたのがめっちゃ嬉しかった」(陽太さんの幼なじみの中学1年・石本優芽さん)
「次はお盆にまたここで北海盆踊りがあるのでその時に合わせてやる予定です。(来場者数は)130人はいきたいです」(陽太さん)
毎回100人を超える人が楽しみにしている手作りお化け屋敷。
友達や親戚と怖さを追い求めながら、この夏もマチを盛り上げます。
次回の手作りお化け屋敷の公開日は8月13日。怖さのレベルがさらに上がっていそうです。
実は陽太さん、中学校のバスケ部の活動が忙しくなるため、最後の公開になる可能性もあるということです。