150万本の電柱を制圧せよ!電柱撮影して報酬ゲット_スマホアプリのゲーム「ピクトレ」が北海道で展開中…背景には老朽化した電柱の保守点検の人材不足が
コンクリート電柱の建て替え目安は、一般的に約40年。
北電ネットワークでは、約900人の作業員が目視や双眼鏡で日々点検していますが、すべての電柱を巡回するには約2年かかるといいます。
「(電柱が)150万本という本数と北海道が広いということがあり、点検にすごく人の手がかかる。点検の担い手も高齢化などで確保が難しくなっている」(北電ネットワーク 古西宏治さん)
こうした課題の解決を目指し始まったのが、ゲーム方式による写真の収集です。
「新しい取り組みで、市民の皆さんにも(電柱を)見ていただく。より効率的にもなりますし、それが担い手の問題の解消にも繋がるのでは」(北電ネットワーク 古西さん)
スマホアプリ「ピクトレ」で撮影された電柱の写真は、北電ネットワークに共有され、電柱の点検業務にも活用される仕組みです。
どんなゲームなのか…アプリを起動すると、地図上に電柱マークが無数に出てきます。
グレーのマークが、まだ誰も制圧していない電柱です。
地図を頼りに、電柱を探し出し、写真を撮って次々と電柱を制圧していくというものです。
「撮りました、もう一度違う角度で電柱全体を撮影します」(阿部空知記者)
電柱全体、電柱の上部、番号札などを撮影していきます。
「5枚撮りました、この送信ボタンを押してみます」
「撮影完了ということで、この電柱を制圧したということですね」(阿部記者)
函館市の「ベイエリア」を記者が約15分間歩いたところ、7本の電柱を制圧することができました。
「写真を5枚撮るんですけど、以外に簡単に、あまり撮影エラーもでないので、結構サクサク撮れました」
「写真の例がちゃんと表示されるので、わかりやすいですね、どう撮ればいいか」
「子どもでもすぐにできるゲームだなと思いました」(阿部記者)
「このゲームが盛り上がってですね、設備の点検に役立つ画像データがたくさんいただくことができて、効率化に繋がることを非常に期待しております」(北電ネットワーク 古西さん)
改めてどんなゲームなのか紹介します。
・マップで電柱を探す(グレーの電柱マークが誰も撮影していないもの)
・指定されたアングルの電柱写真を撮影
・ポイント獲得
→ギフト券などに交換可
全国版のアプリで、「北海道まちバトル」は10月12日まで。