【F2軍本拠地移転へ】「財産だと思うんで寂しい」開業から28年…ファンと紡いだ絆「鎌スタ」愛称で親しまれた現本拠地「鎌ケ谷」の揺れる思いー北海道では自治体の「誘致合戦」が激化
北海道日本ハムファイターズの2軍の本拠地移転の正式発表を受けて、北海道では誘致合戦が熱を帯びています。
一方、現在本拠地がある鎌ケ谷のファンからは「寂しい」「強くなるなら」と、さまざまな声が聞こえてきました。
「僕らは北海道に恩返しをしたいと、そこがベースになってますんで、一生懸命やりますので、よろしくお願いします」(ファイターズ 栗山英樹CBO)
「地域にとっては非常にインパクトを与える、そういうものになるんじゃないかと期待している。サポートチームを7月7日に北海道庁に作りますんで、連携していければなと思っています」(鈴木直道北海道知事)
7月7日に発表された2軍本拠地の北海道移転を受け、サポートを約束した鈴木直道知事。
一方、7年前、ボールパークを北広島市に誘致した上野正三市長は、市長選で6回目の当選を果たし、7月7日朝に初登庁。
2軍本拠地の札幌圏の移転について期待を示しました。
「ファイターズがもたらす経済効果、道民の皆様に夢や希望を与えてくれる。これが2軍が来ると、さらにその想いが道民に広がると思っていまして、期待しております」(上野正三市長)
そして、誘致に向けた自治体の動きは早くも熱を帯びています。
北広島市の隣、恵庭市です。駅前の商店街が2024年10月、いち早くチラシを作り、2軍誘致の名乗りを上げました。
「本当に来てほしい」(恵庭駅通商店街 伊藤富美子さん)
「2軍の方がむしろ出入りが多かったり宿泊があったり、経済的効果が逆に期待される」(恵庭駅通商店街振興組合 行澤勇理事長)
「盛り上がると思う。仕事を休んで応援に行く」(恵庭駅通商店街 逸本英寿さん)
ラピダスの建設ラッシュに湧く千歳市では…
「ラピダスもあるから人が増えそうで怖い。でも来たらうれしい」(千歳市民)
球場などの候補地を独自に予想する市民も。
「(球場の場所は)元レラのところ。その辺を使うことになるんじゃないかな、こっちにくるんだったらね。土地いっぱいあるよ」(千歳市民)