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旭川市で愛されてきた名店が全焼…残された2つの”復活の象徴”「奇跡を信じていつか再開できることを心待ちにしていた」灰の中から蘇った「エスペリオ」<北海道>

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2025年4月に行われた上棟式

2025年4月に行われた上棟式

 2025年4月、骨組みが完成し、上棟式が行われました。


建設費用の一部はクラウドファンディングで募った

建設費用の一部はクラウドファンディングで募った

 建設費用の一部はクラウドファンディングで募りました。全国から900人以上の支援があり、約1500万円が集まりました。


 ピザ窯は黒く焼けた跡が残りましたが、以前と同じ場所で火が入るのを待っています。

店の入口に「復活の象徴」を取り付け

店の入口に「復活の象徴」を取り付け

 2025年6月、工事は終盤に入りました。店の入口に「復活の象徴」を取り付けます。


 「もうちょい左かもしれないです。左。ちょっといきすぎた。そんなもんです。いいと思います。素晴らしい」

 「スタッフみんなでも話している。地域の人に必要とされる、そういう店でないといけないよねって」

 「緊張しますね。火つけるだけなんだけど。いいですか、いきますね」(いずれも矢野さん)

もう一つの「復活の象徴」である窯が

もう一つの「復活の象徴」である窯が

 もう一つの「復活の象徴」に2024年9月以来初めて火が入りました。


おいしく焼くため窯の中に残る水分を飛ばす

おいしく焼くため窯の中に残る水分を飛ばす

 ピザをおいしく焼くために、窯の中に残る水分を飛ばします。


 「また元気においしいピザを焼いてくれるんじゃないかなと思います」(矢野さん)

店で一番の人気料理が出来上がりましたが…

店で一番の人気料理が出来上がりましたが…

 オープンまで2週間を切りました。この日はメニューの写真を撮るため、実際に料理をします。


 店で一番の人気料理が出来上がりましたが…

 「これは寂しすぎるわ。もう一枚焼こう。焼き直そう」(矢野さん)

 ハンバーグの焼き上がりは問題なし。矢野さんが気にしたのは付け合わせのニンジンの大きさでした。

 「カットが小さかった。付け合わせの野菜を楽しみにしてくれている方も結構いらっしゃるので」(矢野さん)

2025年7月2日、エスペリオは「復活」の日を迎えた

2025年7月2日、エスペリオは「復活」の日を迎えた

 「お待たせいたしました。どうぞ」(矢野さん)


 2025年7月2日、エスペリオは「復活」の日を迎えました。

復活を待っていた太島さん

復活を待っていた太島さん

 もちろんこの人の姿も…


 「これ完璧に前の味。すごくおいしい。ここに来たら大きいニンジンを食べたい。よそに行ったら食べられない」(太島さん)

 「奇跡を信じてこの場所で再開を心待ちしていた。今までで一番おいしく感じました」(常連客)

閉店の30分前でもほぼ満席の状態

閉店の30分前でもほぼ満席の状態

 店を開けてから矢野さんはずっと立ちっぱなしです。


 初日の客の入りは想像をはるかに超えて約450人。閉店の30分前でもほぼ満席の状態が続きました。

お客さんが予想以上に来店

お客さんが予想以上に来店

 「予想以上にお客様に入っていただいたので、うれしい悲鳴です」(矢野さん)


最後の客は外国からの観光客

最後の客は外国からの観光客

 最後の客は外国からの観光客でした。


 「ここのシェフ?あなたが料理?」(客)

 「おいしい」(客)

 「あれから10か月ですもんね。早いですよね。皆さん、お待たせしましたっていう、そういう気持ちですね」(矢野さん)

「エスペリオ」には「希望の里」という意味が込められている

「エスペリオ」には「希望の里」という意味が込められている

 灰の中から蘇った「エスペリオ」。「希望の里」という意味が店の名前には込められています。



  • みんテレ