【”布絵本”づくりに挑戦!】図書館「ふきのとう文庫」で布絵本制作の指導を受けて奮闘6か月!針を持つのは中学校の「家庭科」以来というアナウンサー…”宿題”をこなしていくことはできた?〈札幌市〉
布でできた絵本=布絵本。
1冊作るのにはたいへんな労力と熟練の技が必要ですが、担い手が減り続けるという問題があります。
狐野アナウンサーが舞台裏を取材し、布絵本作りに挑戦しました。
「むすーんでひーらいーて。パンパンパンパン」(母親)
中でも人気なのが布で出来た「布絵本」。
ひもやボタンなどを使って取り外したり、くっつけたり。
子どもの成長にあわせて自由に物語を広げていくことができるんです。
「まだ小さくて紙の絵本はあまり興味を持たなかったのに、ここのコーナーに来たら食いついて。ようやくこの子が楽しんでくれた」(2歳6か月の子を持つ父親)
「手作りの温かみがあって、紙の絵本では表せないような立体感が子どもに伝わるかなと思う」(1歳9か月の子を持つ母親)
布絵本は全国に普及していますが、「ふきのとう文庫」が初めて作りました。
1975年、今からちょうど50年前のことです。
「紙はめくるのが難しい。布なら柔らかいのでどこか引っ張ればめくれます」(ふきのとう文庫 柳原裕子さん)
「どうやったらこんなの思いつくんですか?すごい…。ここはミシンとかでガガガガガってわけではないんですか?」(狐野彩人アナウンサー)
「全て手縫いですね。ミシンだとこの縫い方できないですよね」(ふきのとう文庫 原哲子さん)
作り手として一人前になるには、3年から5年はかかるといいます。
しかし、今「ふきのとう文庫」は大きな問題に直面していました。
「目も悪くなってきて、縫い目が汚かったりとか、自分の納得のいくものができなければどっかで辞めようとは思ってます」(ボランティア)
「私がだんだんできなくなってきているから。とにかく自分の今を維持するので精一杯」(ボランティア)