夫婦でピザとジェラートの店を営む・7歳と4歳育てるママー素材の味を生かした優しい甘さのジェラートを追求…長女がいたからこそ生まれた思い入れのある大切な店「愛される店を続けていきたい」【ママドキュ】
かぼちゃのジェラートには、ピザ釜で火入れしたかぼちゃを使います。窯で焼くことでうま味が凝縮されるんですって。
さきさんが作るのは、北海道産の食材を使い、素材の味を生かした優しい甘さのジェラート。美瑛牛乳と仁木町の倉島牛乳を使い分けています。
今、力を入れているのは、まだ食べられるのに廃棄されてしまう果物などをジェラートにして蘇らせること。
これはワインを作る過程で出たブドウの搾りかすを使ったジェラート。
鮮度が重視されるケーキなどに比べて、ジェラートは冷凍ストックが可能なので、子育てをしながらでも自分のペースで製造できるところもメリットだそうです。
料理の専門学校を卒業後、ホテルでパティシエとして働いていたさきさん。そこでシェフとして働いていた夫・あきひとさんと出会いました。
「『絶対、店を出すんだ』と、芯はしっかりある人なので、そこに惹かれたのかな」と話してくれました。
結婚後、あきひとさんは自分の店を開業。さきさんはケーキ屋さんで仕事を続けました。
生まれてすぐに、この世を去ってしまったのです。さきさんのふさぎ込む姿を見たあきひとさんが、一緒にお店をやろうと提案したそう。
さきさんは、その言葉に奮い立たされ、ジェラート作りを1から学び始めました。
「普段は言わないけど、主人にはすごく感謝している」と話してくれました。
正午、お店の開店に合わせ、さきさんも店舗へ。
イタリアの世界大会に出場した経験を生かして、あきひとさんが薪窯で焼き上げる本格ピザが人気の「オルソ」。
ジェラートは、他の飲食店から店で出したいと声がかかるほど評判で、行けるところは自分たちで配達しているため、午後3時には飲食店へ配達に。