授乳室の“耐震性”も安全確認されず…〈ノースサファリサッポロ〉無許可で建設の全156棟―宿泊コテージも含む_北海道札幌市【独自】
札幌市南区の動物園「ノースサファリサッポロ」の宿泊施設などで、建築基準法に基づく安全確認が行われていなかったことが新たに分かりました。
札幌市がノースサファリサッポロに建物の撤去を指導した文書です。
撤去を求めている全156棟の写真が載っていて、ライオンを眺めながら宿泊できるコテージや授乳室なども含まれていますが、これらすべての建物が建築基準法に基づく耐震性などの安全確認が行われていなかったことが分かりました。
市によりますと、すべての建物が市街化調整区域に無許可で建設されているため、安全確認の手続きに進めなかったということです。
ノースサファリは2029年末までに建物を撤去する計画ですが、動物の移動など具体的な方法は示されていません。