【10℃超】あすの北海道は春先取りの暖かさ!雪解け進む…融雪再際に注意を!【吉井さんの天気予報 27日(木)】
(吉井庸二気象予報士が解説)午後5時30分現在
◆きょう27日(木)の気温
前日より3℃から5℃くらい低くなりました。
稚内やオホーツク海側では、最高気温でも氷点下の真冬日になりました。
一方、南西部は今日も気温が上がり、松前町と奥尻島は5.7℃となりました。
◆予想降雪量(~あす28日午前6時)
きょう27日(木)夜は雪の降るところはほとんどありません。
あす28日(金)朝まで多い所でも道東で3センチの予想です。
あす朝は雪かきは一休みできそうです。
◆あす28日(金)の天気図
あす28日(金)の気圧配置を見ると、北海道の北を低気圧が通過する予想です。
低気圧に向かって南風が強まり、4月並みの暖気が北海道に流れ込みます。
北海道内は、今年初めて10℃を超える所がありそうです。
◆あす28日(金)札幌の気温変化
朝は、氷点下からのスタートです。
早朝はツルツルアイスバーンになりますので、スリップや転倒に注意が必要です。
日中は気温が上昇し、正午は10℃、午後3時には11℃まで上がる予想です。
路面の雪は解けて、グチャグチャ、ザクザクに変わりそうです。
◆あす28日(金)の天気
稚内など宗谷地方はやや雲が広るほかは、広い範囲で晴れそうです。
夜にかけて次第に南風が強まる予想で、
午後は天売焼尻では、警報級の暴風となるおそれがあります。
◆あす28日(金)の気温
函館は12℃、室蘭と江差は10℃まで上がりそうです。
雪が多く残っている道北でもプラス気温となり、
積雪が一日で10センチ前後解ける所もありそうです。
◆あす28日(金)の注意点
泥はね:車は歩行者の近くは減速を
スタック:車はスコップやけん引ロープ、スノーヘルパーの装備を
落雪:軒下に近づかない。屋根の上に登らない
あすは雪下ろし事故ゼロを目指しましょう!
◆暖気と寒気の予想
オレンジ色は、4月並みの暖気。水色は、真冬並みの寒気の目安です。
3月1日(土)までは、暖気がかかりますが、
2日(日)になると、次第に北から寒気が下りてきて、
3日(月)は、すっぽり真冬並みの寒気に覆われる予想です。
◆全道の週間予報 28(金)~3月6日(木)
・日本海側とオホーツク海側
あさって3月1日(土)は、日差しも届き、暖かさが残るでしょう。
2日(日)もプラス気温ですが、午後は氷点下になるところが多くなりそうです。
桃の節句、3日(月)は広範囲で真冬日となり、
最高気温は、札幌で氷点下2℃、稚内と網走は氷点下5℃の予想です。
来週中ごろは、道北の内陸で朝の冷え込みが、今季一番となる可能性もあります。
・太平洋側
函館では、1日(土)もプラス10℃まで気温が上がります。
来週は真冬に逆戻りします。
5日(水)は、 低気圧の影響で、湿った雪が降りそうです。